この記事では、ドラマ「ザ・ファースト」のあらすじとレビュー・感想をまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「ザ・ファースト」について詳しくご紹介します!
「ザ・ファースト」とは
La série The First, avec Sean Penn, programmée les 13 et 20 mai sur Série Club. https://t.co/tYNx5EnsQz pic.twitter.com/d9XWdFKuXe
— LeBlogTVNews (@Leblogtvnews) April 27, 2024
「ザ・ファースト」概要
「ザ・ファースト」は、火星への有人飛行計画を通して描かれる人間ドラマを中心にしたSFヒューマンドラマです。
アメリカHuluで2018年9月25日に配信が開始され、製作には「ハウス・オブ・カード」で知られるボー・ウィリモンさんが関わっています。
本作は民間宇宙企業が人類初の火星移住者を送り込もうとする壮大な計画を描きつつ、その裏で展開される宇宙飛行士たちの葛藤や彼らの家族の物語が丁寧に描かれています。
宇宙飛行士トムを演じるショーン・ペンさんは、この火星ミッションにおいて未知の世界に対する挑戦とそれに伴う苦悩をリアルに表現しています。
トムが直面するミッションからの離脱やその後の復帰までの一連の出来事は、彼のプロフェッショナルとしての姿勢と家族への思いを鮮烈に浮かび上がらせます。
彼のストーリーは宇宙飛行士としての夢を追い求めるなかで、彼の心の動きがどう家族愛と結びついていくのかを私たちに見せてくれます。
「ザ・ファースト」スタッフ
エグゼクティブプロデューサー
ジョーダン・タッピス、ローラ・ウォーカー・リー、ボー・ウィリモン
プロデューサー
ピーター・チョムスキー、ジョー・インカプレラ、コリン・ケイツ
監督
アグニエシュカ・ホランド、ダニエル・サックハイム、アリエル・クレイマン 他
脚本
ボー・ウィリモン、カーラ・チン、フランチェスカ・スローン 他
撮影
アダム・ストーン
音楽
コリン・ステットソン
「ザ・ファースト」キャスト
トム・ハガティ(演:ショーン・ペン)
宇宙飛行士。
人類を火星に移住させることを目指す民間企業ビスタ社が開発したシャトルで火星に向かうはずが、打ち上げ直前になってチームから外された。
しかしシャトルは事故で爆発炎上、九死に一生を得る。
その後やり直しのミッションに船長として参加することになる。
数年前に妻を亡くし、娘はドラッグ依存症。
ラズ・イングラム(演:ナターシャ・マケルホーン)
NASAと協力してミッションを共同で進めている民間宇宙開発企業ビスタ社CEO。
ふたりの子どもがいる。
火星移住の計画を進めるため、是が非でもシャトル「プロビデンス号」の打ち上げを成功させなくてはならない。
プロビデンス号クルー
ケイラ・プライス(演:リサゲイ・ハミルトン)
トムの補佐をする副船長。
トムと意見が対立することもあるが、いつも冷静で有能な宇宙飛行士。
同性婚をしたパートナーがいる。
セイディ・ヒューイット(演:ハンナ・ウェア)
新人クルー。
訓練中にミスをし、トムは彼女をチームから外そうとしていた。
しかしケイラの進言があって、予備クルーとなる。
宇宙に行く可能性を信じて避妊薬を飲んでおり、夫とのあいだに溝ができてしまう。
ハカリ・アイコ(演:アゲナ・ケイコ)
科学者としてミッションに参加する。
認知症気味の母親と、ふたりの息子と暮らしている。
マッテオ・ベガ(演:レイ・ルーカス)
ニック・フレッチャー(演:ジェームズ・ランソン)
マシュー・ドーズ(演:ノーバート・レオ・バッツ)
打ち上げに失敗したプロビデンス1号の船長、トムの旧友。
トム周辺の人々
デニース(演:アンナ・ジャコビー・ヘロン)
トムとダイアンの娘。
ドラッグ依存症でしばらく疎遠になっていたが、プロビデンス1号の事故をテレビで見て心配になり、トムのもとに帰ってきた。
依存症克服チームでカウンセリングを受けながら、クラブで働いている。
ダイアン(演:メリッサ・ジョージ)
トムの妻、デニースの母親。
数年前に自宅の目の前を流れる川に身を投げ、自死した。
タトゥーアーティストで、スタジオを経営していた。
エレン(演:アニー・パリッセ)
プロビデンス1号の船長だったマシューの妻。
トムとは家族付き合いをするほど仲がよかったが、マシューの死後寂しさのあまりトムと関係を持ってしまう。
ビスタ社関係者
ローレンス(演:ブライアン・リー・フランクリン)
ラズの父親。
エイタン・ハフリ(演:オデッド・フェール)
ビスタ社のプロビデンス号運航のシステム責任者。
セシリー・バーク(演:ジーニー・バーリン)
合衆国大統領。
アーロン・シュルツ(演:ビル・キャンプ)
ジャーナリスト。
他
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「ザ・ファースト」の全話あらすじ
All dreams start with setting your sights on the impossible. All episodes of #TheFirst are now streaming on @hulu: https://t.co/OHsUdbgXSu pic.twitter.com/AgiXQzHyna
— The First (@thefirstonhulu) October 3, 2018
第1話「打ち上げ」
2033年。
民間宇宙開発企業ビスタ社では、火星に移住者を送り込むべく調査を開始していた。
そしてとうとうルイジアナ州ニューオーリンズから、初の有人火星ミッションであるプロビデンス1号の乗組員が火星への旅に向けて打ち上げられようとしていた。
しかしミッションの司令官だったはずのトム・ハガティは、ミッションコントロールからではなくニューオーリンズの自宅でテレビの全国放送を通じてカウントダウンを聞いていた。
トムは打ち上げ直前になって、火星ミッションのチームから外されてしまったのだ。
トムは複雑な思いでテレビを見ていたが、発射直後シャトルが爆発炎上して大惨事となった現場を目撃する。
シャトルは墜落、乗組員は全員死亡した。
トムはビスタ本社に駆けつけ、すぐさまクルーの遺族たちをサポートした。
またビスタ社のCEOラズ・イングラムに、何よりもまず遺族たちに説明するように進言する。
夜になり疲れ切ったトムが家に帰ると、疎遠になっていた10代の娘デニースが帰ってきていた。
恐ろしい打ち上げ失敗のニュースを見て、父親が心配になったようだ。
一方ビスタ社は、致命的な打ち上げ失敗の原因を特定するための調査を開始する。
第2話「守るために」
ラズは、火星への有人宇宙ミッションの継続を求め議会で証言することに。
またプロビデンス1号のクルーの家族との法廷闘争にも、多額の賠償金を支払うことで決着をつけた。
一方デニースは、バーでウェイトレスとして働き始めた。
画家を目指すデニースは亡くなった母親のタトゥースタジオをアトリエとして使おうと考えていたが、妻の思い出を部屋のなかに閉じ込めているトムは彼女を入れるのを拒んでいた。
そんななかトムはラズから電話を受け、ワシントンDCで行われる議会で火星への有人探査の次のミッションを支持する証言をするように頼まれる。
海軍の制服をまとったトムは、次のミッションを推し進めることに賛成するのを拒否した。
しかしプロビデンス1号の船長の両親と個人的に会い、宇宙探査を続ける必要性を説明する。
それから数日後、トムとラズは徐々に次の任務への支持を議員や遺族たちから得ることに成功した。
その帰りの飛行機のなかでラズはトムに次のミッションの司令官になるチャンスを与え、帰宅したトムはデニースに火星に行くべきかどうかたずねるのだった。
第3話「苦悩」
次の火星飛行ミッションの「プロビデンス2号」の船長となったトムは、それまで暫定で船長だったケイラと、ミッションに参加させるクルーをニックとセイディのどちらにするかについて議論していた。
トムはニックが適任であると考えていたが、ケイラはセイディが宇宙飛行士になることに個人的に責任を感じているためセイディが適格であると主張した。
ところがセイディは、実践訓練でミスをおかしてしまう。
そんななかすでに火星に滞在している上昇機からの電波が途絶え、乗組員が到着しても動作不能なのではないかという懸念を引き起こしていた。
エイタンとアイコが中心となり、上昇機の故障の原因を探すがいまだ判明しなかった。
一方デニースが友人たちを自宅に招いてパーティーをしているところに、トムが帰宅する。
仲間のひとりがマリファナを吸っているのを見たトムは、娘の薬物使用が再発するのではないかと不安に駆られた。
そこでトムは、デニースが参加している依存症克服の会に出席することに。
第4話「命あるところ」
クルーが訓練を続けるなか、ラズはケイラと個人的に話していた。
セイディではなくニックを任務に連れて行くと決めたのは正しい決断だったと思うかと、ラズはケイラにたずねる。
そんなことを聞かれたケイラはラズに腹を立て、自分がクルーのなかで尊重されていないと受け取った。
ケイラは怒りを抱えたまま帰宅し、妻ナンシーに異変を悟られる。
ケイラは自分のイライラのほとんどが、船長を交代させられたことに対するフラストレーションであると認めるのだった。
一方クルーが訓練するなか、ニックは科学の問題に苦労しておりセイディに助けられる。
そのセイディは子どもがほしいふりをしながら、こっそり経口避妊薬を飲んでいた。
セイディは夫にこのことを認め、夫もずっとそれを疑っていたことが判明する。
実はセイディはまだ、火星に行ける可能性が残っているうちは妊娠を避けていたのだった。
そんななかトムと、プロビデンス1号の船長だったマシューの妻エレンが、寂しさと空虚感を抱えて一夜をともにする。
あくる朝エレンと鉢合わせしたデニースは、自分のアトリエにエリスを連れ込んだトムに怒りを覚えた。
再びトムは訓練のため自宅を留守にする。
ラズはデニスが働いているバーを訪れて父親がいないあいだ彼女をサポートしようとしたが、デニースは怒って彼女の試みを拒絶するのだった。
自宅で仕事をしながら、ラズは火星上昇機を修理するための可能な解決策を見つけようと懸命になっていた。
“The First” premiered for friends & family last night in LA. I really liked it, bang-on tech details & personalities. Powerful way to tell the stories of spaceflight.https://t.co/Dz8XU8Y1k7 @hulu @BeauWillimon pic.twitter.com/xswPL87K4Z
— Chris Hadfield (@Cmdr_Hadfield) August 27, 2018
第5話「ふたつの肖像」
デニースは、亡き母ダイアンの肖像画を描いている。
…トムは海軍でのキャリアを確保するため、長期間家を空けることが多かった。
トムが帰国したときは、ダイアンはデニースの子育てに関する苦労を訴えていた。
トムは家族をニューオーリンズの家に引っ越させたが、ダイアンの寂しさと苦労は晴れず、デニースの目前で家のそばの川に身を投げた。
母の死に大きなショックを受けたデニースに、トムは学校に行くように主張する。
そんな状況からデニースはドラッグを乱用し始め、最終的には過剰摂取するようになったのだった。
トムは彼女をリハビリに登録したがそこでもデニースはドラッグを手放すことができず、トムを怒らせて退院を余儀なくされた。
トムがプロビデンス1号の船長を交代させられたのは、そんなトムの家庭生活の事情に理由があったのだ。
…そして現在、デニースは母親の肖像画を破棄し再びドラッグに手を出そうとしていた。
第6話「それぞれの使命」
警察の介入によって解散させられたパーティーでは、ドラッグを使用していた者が見つかり数人が逮捕された。
デニースもそのなかのひとりで、翌朝刑務所の独房で目を覚ました。
自己嫌悪に陥ったデニースはラズに電話し、ラズは彼女をトムの家に連れて行く。
トムは、トレーニングシミュレーションを途中で抜け出してきた。
トムとデニースは彼女が何をすべきかについて議論し、デニースはラズのゲストハウスに滞在することに。
一方記者がラズにプロビデンス2号のミッションについてインタビューし、彼女はミッションのリスクを認めるとともにそれが探査の代償であると述べる。
テストが失敗したにもかかわらず、ラズは記者に火星上昇機の修理に関する情報を見せるのだった。
第7話「選択と犠牲」
火星上昇機の修理が失敗した場合にクルーの命に危険が及ぶことを認めたトムは、乗組員に署名を求める手紙を書いた。
そんななかマッテオは、自分の聴覚に問題があることに気づき鼓膜が破れていることを自覚する。
一方火星上昇機の修理は失敗に終わり、アメリカ大統領はラズにミッションを支援しないことを宣告する。
そしてマッテオは任務から撤退することを選び、夫の怒りにもかかわらずセイディが彼の代わりになった。
ラズの家でデニースに会ったトムは、彼が火星に行くことを選択した場合に連絡を絶つと告げられた。
デニースにはトムはもう必要ないかもしれないが、シャトルのクルーたちは必要としている。
トムは、手紙に署名した。
第8話「近くて遠い」(最終話)
プロビデンス2号のクルーは、打ち上げの準備を進めている。
デニースは発射のセレモニーに出席することを拒んでいたが、最終的には打ち上げを見ることにした。
プロビデンス2号は離陸し、軌道上の火星輸送機と正常にドッキング。
プロビデンス2号の打ち上げ成功を見たデニースとラズは、他に誰もいない階段の吹き抜けで涙を流した。
家に帰ったデニースはアトリエを閉めて引っ越すため、荷物をまとめ始める。
そして出発前に、トムにビデオを送ることにした。
「あなたを愛しているから、あなたを憎む」
黒板に書く自分の姿を撮影するデニース。
しかし“憎む”ということばを消したデニースは、違うことばに書き換えて…。
「ザ・ファースト」視聴後のレビュー
Beau Willimon’s new series @thefirstonhulu delivers an inspiration and character-driven story that was refreshing and had us captivated throughout: https://t.co/zCWq9HLZuT pic.twitter.com/yJHbulEhe3
— The TV Junkies (@TheTVJunkies) September 14, 2018
「ザ・ファースト」で主演を務めるショーン・ペンさんは、宇宙飛行士トム役として作品を引っ張りました。
トムは火星へのミッションからは一度外されるものの、物語の進行とともに再び現場に呼び戻され、司令官としての責任と家族との絆の間で葛藤する姿を見せます。
彼の深みのある演技はトムの内面的な揺れ動きを緻密に表現し、見る人に感動を与えます。
トムの存在によって、この物語がただの宇宙ミッションではなく背景にある人間ドラマに引き込まれていくのです。
本作においては宇宙飛行士たちのミッションは火星へ向けられたものですが、その裏には地上に残された家族たちの深い葛藤があります。
母を失った娘デニースは、父トムの不在によりさらなる孤独感に苛まれていきました。
彼女のドラッグ依存はトムがミッションから離脱してもまだ続いており、その背景には家族愛の欠如や絆の薄れがあると言えるかもしれません。
宇宙での夢を追いかける者は、地球に残る者たちにどのような影響を与えているのか、「ザ・ファースト」はその側面をしっかりと描き出しています。
またミッションの進行とともに、物語のなかで描かれる家族関係は変化していきました。
トムが再び宇宙プログラムに復帰することで、娘デニースとの関係はより複雑なものになるんですね。
彼女が新たな試練に直面するなかで、トムは家族の絆を試される選択を迫られます。
そしてそれは、ケイラやセイディ、アイコたち他のクルーも同じなんです。
この作品は、技術的に進化した未来においても家族愛が変わらず重要であることを再確認させてくれます。
ミッションの成功にはテクノロジーだけでなく、家族の支えが不可欠であるというメッセージが込められているのだと思います。
本作はトムと彼の家族に起こる様々な出来事を通じて、家族が直面する困難は大きな力に昇華することができると示されています。
例えばトムの娘デニースは、彼女自身の問題を抱えながらも父親の夢を実現するために自分ができることを見つけようと努力していますよね。
家族の深い愛情と絆、人と人との強い結びつき、人間関係の重要性。
互いの信頼と支え合いが欠かせないことを、痛感しました。
「ザ・ファースト」みんなの感想は?
U-NEXTで観れる、ショーン・ペン主演の海外ドラマ『ザ・ファースト』
— 年収5万 (@nensyu5man) April 13, 2024
火星へ人を送り込む宇宙開発の主軸があって
主人公と娘、他の乗組員とその家族とのドラマがメイン
カメラワーク、照明、キャラクターの感情、葛藤、セリフ、テーマ、メッセージ、その扱い方
ぜんぶ良かった。
続き観たいよー
今年観た宇宙開発物の作品今の所ハズレなし。U-NEXTで観てるムキムキのショーンペン主演のザ・ファーストはまだ途中だけど楽しんでる pic.twitter.com/Ht7L5rLWOz
— 1in10 (@1in105) July 16, 2022
報道にてウクライナ支援が取り沙汰されているショーン・ペン主演SFドラマ「ザ・ファースト」を完走。火星到達を目標とする宇宙ロケットものだが、人間関係にまつわるドラマ多めな群像劇がメインといった印象でした。これはこれで面白い。1シーズンで打ちきりなのが残念です。https://t.co/J12iMPPL1P
— 川野 隆|社会保険労務士 (@takkawano1800) March 8, 2022
「ザ・ファースト」についてまとめ
NASA, Mars simülasyonu için adaylar arıyor
— YavuzBaydar (@yavuzbaydar4) February 21, 2024
Epeydir sırada bekleyen “The First” (2018,Hulu) dizisini dün gece bitirmiştim ki, bu haber geldi 🙂 Yönetmenleri arasında Gamze Deniz Ergüven ve Agnieszka Holland da vardı dizinin; Sean Penn her zamanki gibi zirvedeydi, ve kim ne derse… pic.twitter.com/olGarkFUoM
「ザ・ファースト」は、火星への有人飛行計画を通して描かれる人間ドラマを中心にしたSFヒューマンドラマです。
アメリカHuluで2018年9月25日に配信が開始され、製作には「ハウス・オブ・カード」で知られるボー・ウィリモンさんが関わっています。
本作はSFドラマではありますが、人とのつながりの意義を改めて考えさせる感動的なストーリーに仕上がっています。
“ちょっと違う”と思う人がいるかもしれませんが、深いメッセージ性を持ったドラマなのだと感じました。
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