【ネタバレなし】「警視グレイス」はおもしろい？見るべきポイントはどこ？

この記事では、ドラマ「警視グレイス」のあらすじと見どころについてまとめています。

「ネタバレ」はありませんので、最後まで安心してお読みくださいね(^^♪

それでは、ドラマ「警視グレイス」について詳しくご紹介します！

「警視グレイス」とは
「警視グレイス」のあらすじ
「警視グレイス」の見どころ
「警視グレイス」についてまとめ
海外ドラマ好きなあなたに

「警視グレイス」とは

The boys are in town!!!
Detective Superintendent Roy Grace
Detective Sergeant Glenn Branson
Wrapped. Fantastic shoot. Fantastic team.
Hope you guys enjoy.
Coming soon..#peterjames #johnsimm #deadsimple #lookinggooddead #roygrace #itv #crimedrama #brighton #brightonandhove pic.twitter.com/u6W3xrpgKz
— Richie Campbell (@richkidcampbell) November 27, 2020

「警視グレイス」キャスト

ロイ・グレイス(警視)：ジョン・シム

グレン・ブランソン(巡査部長)：リッチー・キャンベル

アリソン・ヴォスパー(本部長補)：ラキー・アヨラ

ハリー・フレイム(霊能力者)：エイドリアン・ローリンズ

「警視グレイス」スタッフ

エグゼクティブプロデューサー：アンドリュー・オコナー、ポール・サンドラー、パトリックシュ・ヴァイツァー他

監督：ジョン・アレクサンダー、ジュリア・フォード

脚本：ラッセル・ルイス

原作：ピーター・ジェイムズ

「警視グレイス」の概要

イギリスの小説家ピーター・ジェイムズさんの作品「ロイ・グレイス」シリーズをもとに作られた犯罪ドラマです。

「モース警部」シリーズや「ミス・マープル」シリーズの脚本を手がけたラッセル・ルイスさんの手によって

DeadSimple(邦題：１／２の埋葬)とLookingGood Dead(邦題：会員制殺人サイト)の2作がドラマ化されました。

※ドラマの邦題は、第一話「届かぬ声」第二話「抜けられない闇」

ドラマとは言っても、100分を超える長編作品。

まるで、上質のミステリー映画を見ているような感覚です。

2021年3月に初公開され、700万人以上の視聴者を獲得したと言われています。

主人公グレイス警視を演じるのは、イギリスの俳優ジョン・シムさん。

苦悩を抱えた男を演じさせたら、彼に勝てる俳優はいないと思います(個人的に)。

正統派の本格ミステリーと名高い「警視グレイス」。

クオリティの高い謎解きとグレイスが抱える闇を、いっしょに考えていきましょう。

「警視グレイス」のあらすじ

#JohnSimm takes the lead in #Grace, the @ITV adaptation of Peter James’ series of novels about Brighton-based detective Roy Grace. DQ hears from the cast and production team about filming the two feature-length dramas… @itvstudios https://t.co/n3wJe6NdZG pic.twitter.com/256skHcRfL
— Drama Quarterly (@DQDAILY) March 11, 2021

(第一話「届かぬ声」より)

警視ロイ・グレイスは、6年前最愛の妻が失踪し、いまだ行方不明なことに心を痛めていました。

話し相手は金魚だけ。

ある殺人事件の捜査で霊能力者に助言を求めたことから、上司の怒りを買ってしまいました。

「警察の威信を傷つけた」と言われ、今では閑職に追いやられています。

そんなある日、結婚式を明日に控えたマイケルを含む若い男性5人組が「独身最後の夜パーティー」を開催。

その後、新郎のマイケルが失踪、泥酔していた友人たちは交通事故を起こしてしまいます。

車に乗っていたマイケルの友人のうち三人は死亡、一人は意識不明の重体となりました。

この事件の一報が巡査部長グレン・ブランソンにもたらされたとき、彼はすぐにグレイス警視に相談を持ちかけます。

グレイス警視とブランソンは旧知の仲。

❝いろいろなこと❞があっても、二人はそれまでと変わらず協力し合っていたのです。

実は新郎のマイケル、飲んだくれた悪友たちに連れられサプライズイベントに参加させられていました。

それは、「棺のなかに入って、数時間埋められた状態で過ごすこと」。

悪友たちはいやがるマイケルを棺に押し込め、小さな懐中電灯とトランシーバーを投げ入れ、棺のふたを閉じてしまいました。

マイケルの目の前にあるのは、申し訳程度の空気穴だけです。

友人たちはマイケルを怖がらせるためにその場を離れ、事故にあったものと思われました。

マイケルは土の下、棺のなかで身動きもできないまま、ただ一人取り残されてしまったのです…！

「警視グレイス」の見どころ

Confirmed: New drama, Grace, starring John Simm, starts Sunday 14 March at 8pm on @ITV @richkidcampbell @RakieAyola @peterjamesuk #ITVGrace Trailer – https://t.co/8RrUqHG5ua pic.twitter.com/7gI7qZ2nt6
— ITV Press Centre (@itvpresscentre) March 3, 2021

新郎のマイケルが、幸せな結婚式を控えて失踪するわけがない…。

しかし、美しく思いやりにあふれた完璧な新婦を残して、マイケルの消息はようとして知れません。

そんななか飛行機が遅れてパーティーに参加しなかった、マイケルが経営する不動産開発会社の共同経営者がいたことが判明。

さっそく、その共同経営者に話を聞きに行くグレイス警視とブランソン。

グレイス警視は持ち前の観察力で、この共同経営者の男にどこか違和感を覚えます。

そしてあぶりだされた、会社の裏金口座の存在。

またグレイス警視は、棺のマイケルと話しをしていた青年も発見します。

それは、事故車回収業者の息子。

事故現場に駆け付けた父にかくれて、ひそかにトランシーバーを拾っていたからでした。

息子はマイケルの居場所の特定につながるメモを残しており、マイケル発見も時間の問題だと思われました。

しかし、その息子は何者かに惨殺されてしまうのです。

事件発生直後は、新婦以外の女がいたのではないかと疑っていたグレイス警視。

捜査を進めるうちに、そんな単純ではないことがわかります。

あれほど上司に罵られたにもかかわらず、霊能力者の力を借りてマイケルを発見しようとするグレイス警視は

新婦の「最愛の人が消えてしまった悲しみ」を、自分と重ね合わせていたのではないかと思います。

なすすべもなく涙を流すだけの新婦に、過去の自分の姿を見たのでしょう。

マイケルを発見すれば、事件の真相はすべて明らかになる。

グレイス警視の妻が消えた理由も…。

ただマイケルのビジネス、新婦の過去、共同経営者の突然の死、そして事故車回収業者の息子殺害。

グレイス警視が当初考えていたものとは、まったく異なる方向へ向かっていきます。

人間の欲望とはこれほどにまでどす黒いものなのかと、改めて考えさせられました。

警視としてそういったものを見続けてきたグレイスは、人間の闇をひとりで抱え込んできたのでしょう。

そんな夫を見るのがつらくて、グレイス警視の妻は彼のもとを去ったのかもしれませんね。

「警視グレイス」についてまとめ

‘Doctor Who’s John Simm To Front ITV Adaptation Of Peter James’ ‘Roy Grace’ Crime Novels From ‘Endeavour’ Creator Russell Lewis https://t.co/pbbxmN6yfe pic.twitter.com/w0ngo5SIuk
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) December 19, 2019

グレイス警視は、警察官としてとても有能な人物です。

手がけた事件は決してあきらめず最後まで追う、仕事に自信と誇りを持っている人です。

しかし、心の問題を抱えているんですね。

ジョン・シムさんが出演した「トラウマ：心的外傷」を視聴したときも思いましたが

こういった難しい役柄をこなすジョン・シムさんって、すごい俳優なのではないかと感じました。

彼の名演技ぶりはもちろんですが、やはりイギリスのミステリーはクオリティが高いですね。

原作のストーリーを端折っているように思えたので、もう少しじっくりと人物像などを掘り下げてほしかったですが

まるで映画を見たような満足感は、❝さすが❞だと思いました。