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【ネタバレなし】「第一容疑者」はおもしろい？あらすじ・見どころが気になる！

2022.02.26
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この記事では、ドラマ「第一容疑者」のあらすじと見どころについてまとめています。

「ネタバレ」はありませんので、最後まで安心してお読みくださいね(^^♪

それでは、ドラマ「第一容疑者」について詳しくご紹介します！

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「第一容疑者」とは

「第一容疑者」キャスト

ジェーン・テニスン(サウザンプトン・ロウ警察警部)：ヘレン・ミレン
マイケル・カーナン(警視正)：ジョン・ベンフィールド
リチャード・ハスコン(巡査)：リチャード・ハーレイ
ビル・オトリー(巡査部長)トム・ベル
トニー・マディマン(警部補)：ジャック・エリス
フランク・バーキン(警部補)：クレイグ・フェアブラス
モーリーン・ヘイバース(巡査)：モッシー・スミス
ジョン・シェフォード(警部)：ジョン・フォージハム
ジョージ・マーロウ：ジョン・バウ

「第一容疑者」スタッフ

エグゼクティブプロデューサー：サリー・ヘッド
プロデューサー：ドン・リーバー
監督：クリストファー・メノール、ジョン・ストリックランド、デビッド・ドゥルーリー　他
脚本：リンダ・ラ・プラント、アラン・キュービット、ポール・ビリング　他
撮影：ケン・モーガン
音楽：スティーブン・ウォーベック
原作：リンダ・ラ・プラント

「第一容疑者」の概要

「第一容疑者」は原題を「Prime Suspect」といい、1991年から放送が始まったイギリスの警察ドラマシリーズです。

大人気脚本家リンダ・ラ・プラントさんの手による作品で、アカデミー賞俳優ヘレン・ミレンさんが主人公を演じます。

本作は、当時横行していた女性に対する偏見や差別などに焦点をあてています。
男性中心の厳しい警察社会のなかで、逆風にあらがい立ち向かっていく強い女性をリアルに描きました。

あらゆる面で保守的な、警察という狭い世界。
そのなかで主人公ジェーン・テニスンは、制度化されてしまっていた性差別と戦いながら難事件を解決していくのです。

彼女はロンドンの警察で、最初の女性警部(のちに警視に昇格する)のひとり。
ジェーンが男性社会の圧力のなかでその強烈な個性を活かしながら活躍する様子は、感動すらしてしまいます。

警察犯罪ドラマではありますが、警察内部の複雑な仕組みや組織内の対立・矛盾などがポイントとなっています。

単なるドラマ内の設定で終わってしまわずしっかりとリアリティある内容となっているため、ロンドン警視庁の新人研修にも使用されたそうです。

本作はイギリスのみならず、アメリカドラマにも大きい影響を及ぼしました。
特にジェーンのキャラクターと、のちにキーラ・セジウィックさん主演で製作されたドラマ「クローザー」には強い類似点が見られます。

キーラ・セジウィックさん自身も、「第一容疑者」とジェーンの人物像に興味をいだいたことを明らかにしています。

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「第一容疑者」のあらすじ


(シーズン1　第一話「連鎖」前編より)

あるアパートで、後ろで手を縛られ体を切断された女性の他殺体が発見されました。
残忍な犯行の捜査線上には、かつて女性に乱暴を働いた前科を持つジョージ・マーロウが浮かび上がります。

事件を担当したシェフォード警部はマーロウ逮捕を急ぎますが、マーロウ自身は犯行を否認していました。

確たる証拠がないため上司が難色を示すなか、シェフォード警部は心不全で倒れ、そのまま帰らぬ人に。

そんなおり、優秀でありながら現場を担当させてもらえない不満を抱えていた女性警部ジェーン・テニスンは、上司に直談判。
ようやくこの事件を担当させてもらえることになりました。

しかし、マーロウと事件を結びつけるものは出ず、ジェーンの捜査は困難を極めます。

そのなかで、同様の手口で命を奪われたふたり目の犠牲者が発見されたのです…！

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「第一容疑者」の見どころ


「第一容疑者」は、警察犯罪ドラマの新しいジャンルを切り開いた作品と言っても過言ではありません。

ジェーン・テニスンは困難にも粘り強く対処し、女性を下に見る男性からの嫌がらせにも決して屈しません。
フェミニズムの新しい枠組みから、男女格差という社会問題にいたるまで光を当てたジェーンの功績は大きいものです。

ジェーンの象徴的なキャラクターは世界中で高く評価され、警察犯罪ドラマというジャンル自体も変化させました。
本作の放送は1991年から2006年まで続きましたが、その印象は今後も消えないと思います。

メリル・ストリープさんがジェーン役を演じたいとの希望を表明し、一時期映画化の話が持ち上がったそうですが残念ながら立ち消えに。
彼女が演じるジェーン・テニスンも、見てみたかったですね。

犯罪小説のスペシャリストであるリンダ・ラ・プラントさんの作品のなかでも、群を抜いた最高シリーズ「第一容疑者」。

そしてその主人公を、スタイリッシュかつ巧妙に演じたヘレン・ミレンさん。

部下たちにぜったいに弱みを見せまいと必死に事件捜査にあたるジェーンの姿は、現代社会の「働く女性」につながっていくんですね。

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「第一容疑者」みんなの感想は？

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「第一容疑者」についてまとめ


このシリーズは、レビューサイト「Rotten Tomatoes」の46件の評論家レビューに基づいて100％の評価を受けました。

辛口で知られるレビューサイトで、すばらしい評価を得たドラマなんですね。

またリンダ・ラ・プラントさんはドラマ製作にあたり、スコットランドヤードに電話して聞いたそうです。
「女性の警部は、何人いるのですか？」

スコットランドヤードには、たった4人しかいませんでした。

リンダ・ラ・プラントさんは、そのなかのひとりに実際に話を聞きに行ったんだそうですよ。

またジェーンの若き日を描いたドラマ「Prime Suspect 1973」というドラマも、2017年イギリスITVで放送されました。


こちらは、ステファニー・マルティーニさん主演による前日譚。
22歳のジェーンが、女性巡査としてのキャリアをスタートさせる姿を描いています。

見てみたいですね。

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