この記事では、ドラマ「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」のあらすじと見どころについてまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」について詳しくご紹介します！
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」とは
The creative team behind Swedish true crime drama Jakten på en mördare (Hunt for a Killer) reveal how they sought to dramatise the story of the murder of a 10-year-old girl and the 15-year investigation that finally caught her killer… @BanijayRightshttps://t.co/M7wFKQKsKF pic.twitter.com/dZMHvOdumm
— Drama Quarterly (@DQDAILY) November 11, 2020
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」概要
スウェーデンドラマ「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」は、実際に起きた連続殺人事件を題材にした北欧サスペンスドラマです。
未解決の殺人事件の真相に迫りながら、衝撃的な犯罪や狂気を描き出しています。
“ノルディック・ノワール”の新たな章を開く作品と言える本作。
スウェーデンの美しい風景とともに、深まる事件の謎や警察組織の闇を描き出しています。
本作は全6話からなり、1話あたり約1時間の放送となっています。
一話ごとに事件の謎が解明され、警察内の覇権争いと闘いながらも予算削減の圧力に立ち向かうペレとモニカを中心とした刑事たちの奮闘が描かれます。
本作は1989年から2004年までのスウェーデン南部で実際に起きた、連続殺人事件を描いています。
この事件をもとに、ドラマは衝撃的なストーリーが展開されます。
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」スタッフ
製作総指揮
ステファン・バロン、アンナ・クローネマン、ヨハネス・イェンセン 他
プロデューサー
ヘレン・リンドホルム、カーチャ・レイヴン
監督
ミカエル・マルシメイン
脚本
ロッタ・エリクソン、ヘレン・リンドホルム
撮影
ジョー・メープルズ
音楽
マティアス・ベリェド
原作
トビアス・バークマン「Jakten på en mördare」
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」キャスト
ペール(ペレ)=オーケ・オーケソン(演：アンダース・ベックマン)
クリスチャンスタード署地域犯罪課捜査部長。
これまで多くの殺人事件を解決してきたエキスパート。
ヘレン殺人事件の解決に、命を賭けている。
モニカ・オルヘッド(演：ロッテン・ルース)
尋問専門官。
容疑者のふところに入り込み、心の内なる声を聞き出す才能を持つ。
クリスチャンスタード署関係者
クリスタ・ベルク(演：ラスムス・トレッドソン)
署長、ルール通りに事が運ばないと気が済まない性格。
ペレの捜査手腕は認めているものの、四角四面に物事を考えるため融通が利かない。
自己保身に走りがち。
アルネ・スヴェンソン(演：クリスチャン・フェックス)
ヘレン事件の捜査の主任担当になった刑事。
殺人事件を手がけたことがなく、メディアや署内で叩かれることに。
エリク・ヨハンソン(演：ホルカン・ベングトソン)
刑事、ペレの相棒。
イェスパー・ラーソン(演：ヘンリック・フォルクソン)
刑事、能力が劣っているとしてペレに捜査班から外される。
トニー・アンダーソン(演：ラース・シルケン)
科学分析官。
トール・ルンド(演：アンダース・アルドガルド)
検察官。
殺人事件の犠牲者
ヘレン・ニルソン(演：ミノオ・モルテンソン)
ホールビューに住む10歳の少女。
友人に会いに行くと言って家を出たきり行方不明になり、数日後他殺体で発見される。
ヤニカ・エクブラッド(演：サーシャ・ベッカー)
ヘッセルホルム署管内のヴェデマで他殺体で発見された、26歳の売春婦。
ソフィア・ヤンソン(演：マルタ・ハンソン)
1995年(ヘレン事件の2年後)に他殺体で発見された女性。
エリザベート・ヨンソン(演：リサ・シュレーダー)
1996年に自宅から失踪、翌年国立公園内で他殺体となって発見される。
容疑者として浮上した人物
ミケル・マルティソン(演：ライナス・ジェームズ・ニルソン)
ベングト・カールソン(演：ピーター・ラースドッター)
ウルフ・オルソン(演：マグナス・シュミッツ)
ボウ(ピッグ)・アンデルソン(演：エリック・ノレン)
レイフ・ストルム(演：オロフ・ヤシン)
ヨーラン・ストルム(演：リアム・オーケソン・レイナー)
他
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「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」のあらすじ・全話紹介
📺 @BBCFour acquires critically acclaimed Swedish true-crime drama series, #TheHuntForAKiller – https://t.co/bryEOQAEtZ pic.twitter.com/XRnst5XNSB
— BBC Press Office (@bbcpress) May 12, 2021
第1話「不可解な電話」
10歳のヘレン・ニルセンが、行方不明になったと通報が入る。
家族はもちろん警察や軍隊まで出動し捜索に当たったが、ヘレンは見つからなかった。
そんななかヘレン捜索の担当主任となったアルネ・スヴェンソンの自宅に、不可解な電話がかかってくる。
相手は、自分が孤独であること・職場で虐げられていることを一方的に話した。
そして“許されないことだ”と言って、電話は切れた。
ヘレンが失踪して5日後。
クリスチャンスタード署管轄のブロードで、黒いポリ袋に包まれガムテープで巻かれたヘレンの遺体が見つかる。
検視の結果、ヘレンは性的暴行を受けたうえ首を絞められていた。
また頭部を金属のパイプのようなもので、強く殴られていた。
暴行後ヘレンは数日間生きていた形跡があり、体には犬の毛が付着していた。
犯人はヘレンの遺体を遺棄する前に、どこかに隠していたようだ。
ベルクがメディアに情報を求める声明を出したため、事件とは無関係と思われる情報まで多数寄せられ警察はパニックとなる。
その頃ヘッセルホルム署管轄のヴェデマの山中で、全裸の女性の遺体が見つかった。
26歳の売春婦ヤニカ・エクブラッドと判明した遺体は、頭部を強く殴られておりヘレンの状況によく似ていた。
またヤニカの体にも犬の毛が付着しており、連続殺人事件だとアルネとトニーは主張したものの、管轄が違うからという理由でベルクは受け入れようとはしなかった。
そんななか新聞の切り抜き文字を貼り合わせた手紙が、警察に届く。
ベルクはイカれた人物のしわざだと決めつけたが、真犯人である可能性は捨てきれなかった。
この状況を知ったペレは地元の人間を調べるべきだと助言したものの、彼は事件の担当捜査官ではなかったためベルクもアルネも聞く耳を持たなかった。
犯人が捕まらないまま4年が経ち、アウグスタという90歳の女性が殺害される事件が発生する。
以前70歳の女性に性的暴行を加え有罪をくらった男が、容疑者として浮上した。
アウグスタは性的暴行を受けたうえ、激しく殴打されていた。
粗暴な容疑者が真犯人だと考えたエリクは自分が自白させると言ったが、ペレは尋問専門官モニカ・オルヘッドを招集する。
容疑者がアウグスタ殺害を認めるなかペレはこの容疑者がヘレン殺害犯だと考えたが、その夜かかってきた電話でペレの推理は覆される。
第2話「新たな被害者」
アウグスタの事件から2年後の1995年、26歳の女性ソフィア・ヤンソンが遺体で発見された。
ソフィア殺害犯も見つからないままの翌年、今度はエリザベート・ヨンソンという女性が自宅から失踪する。
家のなかは争った形跡があり、何者かに連れ去られたように思われた。
警察はエリザベートの家の近くの農場で働く男を呼び出した。
と言うのも彼の行動には不可解な点があったからで、ペレはこの男を最重要人物と位置付ける。
モニカが尋問に当たり、男はかつて女性への性的暴行で起訴されていたことが判明。
エリザベートに関して何も知らない、と男は言ったがとても信じられるものではなかった。
男の車から、エリザベートの部屋に落ちていたものと同じガムの包み紙が見つかる。
また部屋にあった繊維と、似たものも発見された。
物的証拠は揃ったとして逮捕するべきだとエリクは主張したが、ペレは男を釈放して泳がせる作戦に出る。
決定的な証拠がないまま1997年、エリザベートの遺体が国立公園内で見つかった。
逮捕された農場の男は自分がやったと自供、そして1995年のソフィア・ヤンソン殺害についても認めたのだった。
しかしヘレンとヤニカについてはやっていない、と男は言う。
そんななか再び、“自分がやった”と語る電話がかかってきたのだ。
第3話「阻まれた捜査」
ペレは部下の労働基準を守っていないと決めつけられ、内部調査を受けることになった。
一方ヤニカの事件を改めて捜査することになり、エリクとモニカは、ヤニカが客を取っていた場所で聞き込みを始める。
するとヤニカには、ひとりの男がくっ付いていたとの情報が得られた。
加えてヤニカに売春をさせていた、アン・シャルロッテという名前も浮上。
調べてみると男はヤニカの常連客、そしてアン・シャルロッテは福祉局の者だと判明する。
そんななかヤニカと仲が良かったレイナは、この男についてひどい男だったと激しく罵倒した。
ヤニカとレイナはこの男に、盗品を裁く仕事をさせられていたのだ。
男は異常者だと断言したレイナは、彼がヤニカを殺害したとしても不思議はないと話す。
そんななか男を発見したエリクが彼を逮捕したものの、ヤニカには何もしていないと強弁された。
そして内部調査を受けたペレは、捜査部長を解任されてしまう。
第4話「見落とされた証拠」
地位と仕事を奪われ休職していたペレのもとを、ひとりの記者が訪れた。
彼はヘレン事件を独自に調査しているそうで、ある霊能者がヘレン殺害の現場ではないかと某農場の名前を挙げたと言う。
記者は、ヤニカとヘレンを殺害したのは同一犯ではないかと考えていた。
ペレはこれを聞き、再捜査をすることに決め捜査資料を取り寄せた。
ペレは5万ページにも及ぶ膨大な資料を精査し、ヘレンが殺害された当日ホールビューにいた人物を特定していった。
なかでも過去に性犯罪の前科がある、ふたりの男に目を付けた。
このふたりの男については、ヘレンが失踪して数日後に情報がもたらされていたにもかかわらず、アルネが調べていなかったことが判明した。
ペレはこのふたりの男たちの逮捕に踏み切り、モニカが尋問を担当することに。
ふたりがすべてを否認するなか、再び新聞を切り貼りした手紙が届く。
“ふたりは真犯人ではない、真犯人は1989年に飼い犬を殺害したヤツだ”と書かれていた。
ふたりの男たちは、証拠不十分で釈放された、
そんななか国立科学捜査研究所から、緊急連絡が入った。
ヘレンの体内から検出された犯人のものと思われる体液のサンプルが、鑑定されないまま残っていたと言うのだ。
しかしスウェーデンではできない検査で、イギリスに送る必要があると言う。
ペレの相談を受けたベルクは、高額な費用がかかる検査をすることに同意しなかった。
ところがペレは、ベルクの許可を受けないままサンプルをイギリスに送るのだった。
第5話「もう一人の被疑者」
ペレの家に、真犯人だと名乗る男から電話がかかってくる。
そんななかある男の情報がもたらされる。
この男の同僚だった人たちから話しを聞くと、男はかなりの変人だったようでヘレン事件の直後飼っていた犬を殺害したというウワサまであった。
一方イギリスの法科学研究所では、ペレが送ったサンプルの鑑定が行われていた。
その結果を参照するため、DNAを提出させる人物のリストを作ることに。
エリザベートやソフィアを殺害した男、ヤニカを手にかけたと疑われた男、過去に性犯罪の前科がある二人組の男たち、そして飼い犬を殺害したらしい変人の男など、リストは29人にものぼった。
二週間という期限が迫るなか、リストに挙がった人物全員にDNAを提供してもらわねばならない。
そんななかモニカは、なかなか連絡がつかなかったリストのひとりと、ようやく会う約束を取り付けヴィンベルビュー署に向かった。
リストに載った者たちがすべてDNAを提出、鑑定にまわした結果が出る。
そのなかにDNAが一致した者がいた。
第6話「最後の難関」
DNAが一致した男は、これまでの人生を語り始めた。
結婚も3度していたが、うまく行かなかったようだ。
ペレは男について徹底的に調べるように命じる。
するとヘレン事件が起こった頃、男は、目撃証言にあったボルボに乗っていたことが判明する。
そして隠れ家として使っていた山小屋は、床が張り替えられていた。
証拠隠滅のためなのだろう。
署長や郡警察から切られた期限が迫っていた。
ここで物的証拠が出なければ、男は殺人罪ではなく婦女暴行の罪だけで済んでしまうだろう。
ペレは焦っていた。
改めてヘレンの遺体が発見されたブロードの現場へ行くと、近くに農家があった。
話しを聞くと、ヘレンが発見されてから事情を聞きに来た警官はひとりもいなかったと言う。
農場主は家出少女を集めて寝床を提供するかわりに、いかがわしい写真を撮影していたらしい。
それは70年代のことで、写真が雑誌に掲載されるほと手広くやっていたようだ。
その雑誌の残骸を見て、ペレはがく然とする。
写真の撮影者の名前が、男の名前だったのだ。
モニカたちは男のきょうだいやかつての同僚たちが、口をそろえて”彼は異常だった”と言うのを聞く。
そんななか男の山小屋の床の羽目板から、大量の血痕が見つかった。
ヤニカの血だった。
だがモニカが何時間尋問しようとも、男は犯行を認めようとはしなかった。
覚えていない、俺じゃない、何もしていない…。
くり返すばかりの男を自白させる自信は、モニカにはなかった。
そして予算が尽きたと、捜査打ち切り命令が出た。
ところが男の上着のポケットから、強力な証拠が発見され…。
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「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」の見どころ
本作は実際の事件をもとに製作されたため、事件の再現性も注目するポイントです。
16年にわたる捜査の結果、真犯人が特定されるまでの過程が描かれています。
またドラマ内では、犯罪の手口や警察の捜査方法もリアルに描かれており、事件の解決までの苦悩や困難も手に取るように感じることができます。
さらに本作は、スウェーデンの社会情勢や警察組織の問題もテーマとしています。
実際の事件が起きた背景や当時の社会の状況が作品内で描かれ、事件解決に向けた警察の予算削減や覇権争いといった問題も取り上げられました。
緊迫感あふれるストーリーとリアルな描写が、本作の見どころです。
キャラクターの人物像
本作では、警察内の覇権争いと予算削減の圧力と闘うペレとモニカが主人公となっています。
ペレは長年にわたって殺人事件の捜査に携わってきたベテラン刑事であり、緻密な証拠収集や徹底した尋問など、犯罪に立ち向かうための手法に優れています。
しかし彼は、警察内の権力争いや予算の制約などの問題に直面しています。
しかしペレは、自分の信念を貫くために戦い、真実を追求する決意を持って行動するんですね。
一方モニカは尋問専門官としての腕前に定評があり、容疑者からの証言や情報を引き出すことに長けています。
彼女もまた警察内の腐敗や予算の削減などに直面し、捜査に携わる中で自身の信念を貫こうと奮闘しています。
タブーを描きながらも
ペレとモニカは連続殺人事件の捜査を通じて、互いに信頼関係を築きながら犯人を追い詰めていきます。
その過程のなかで、犯罪の背後に潜む狂気などを感じました。
リアルさと重要性が、高く評価されているであろう本作。
作品内では、猟奇的な犯罪や性犯罪といったタブーなテーマも描かれました。
それらの表現は過度な暴力や露骨さを避けながらも、現実の犯罪の恐ろしさを伝えるという配慮がなされています。
また感情表現や道徳心の欠如した犯人の姿には、底なしの闇を感じました。
このおよそ人間味を感じさせない犯人像というのも、本作の見どころではないでしょうか。
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」みんなの感想は？
WOWOWオンデマンドにて『ハント・フォー・キラー狂気の呼び声』（全6話）視聴。実話ベースのドラマのせいか、事件が解決してもどこかモヤっとした気分に…😥。というか、あの地域、ヤバい人がいっぱいじゃないですか😭。あと、ベルイがきちんと仕事してればもっと早くに事件が解決した気が😤
— 夕凪 (@grassvalley1008) June 27, 2022
ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声/1989～2004年にスェーデンで起きた実録系事件解決ドラマ。北欧のボロい農作業小屋の怖さが別格なのは何故なのかw ｢死を招く森/Drak Woods｣もそうなんだけど、実録系は最後の立証がめっっっちゃ地味で、そこがとても好きw
— OWLAND (@owl_and) August 6, 2022
WOWOW
— かさとり (@KasatoriQ) December 18, 2022
ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声
久しぶりの吹替なのに、また、この声かあ…
吹替声優さんいないのかなあ
「ハント・フォー・キラー 狂気の呼び声」についてまとめ
ドラマの美しい風景や、淡々と進行するストーリー展開も注目の本作。
北欧の美しい自然は、物語の緊迫感と対照的でありながらも、物語の背景として重要な役割を果たしています。
緊迫感あふれるストーリーとリアルな描写が、十分に堪能できる作品です。
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