この記事では、ドラマ「オンコール」のあらすじとレビュー・感想をまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「オンコール」について詳しくご紹介します！
「オンコール」とは
Long Beach through the eyes of a rookie and a vet. On Call is coming January 9. pic.twitter.com/hk8LlEZto5
— Prime Video (@PrimeVideo) December 5, 2024
「オンコール」概要
「オンコール」はティム・ウォルシュさんとエリオット・ウルフさんが脚本を担当し、プライム・ビデオで初放送されたアメリカの犯罪ドラマシリーズです。
もともとIMDb TVで設定されたこのシリーズは、全8話で構成され2025年1月9日に公開されました。
ディック・ウルフさんのシリーズとしては初めての、30分ドラマとなっています。
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Huluで「FBI：特別捜査班」を視聴する！→でよく知られたディック・ウルフさんがエグゼクティブプロデューサー、そしてその息子エリオット・ウルフさんが脚本を担当するという親子パワーが詰まったドラマ。
ベテラン指導巡査トレイシー・ハーモンと彼女の新人パートナーであるアレックス・ディアスが、カリフォルニア州ロングビーチの路上で緊急通報に対応しながら、同僚の警官を失った悲しみを乗り越えていく様子を描いています。
また2019年のスキャンダル以来、初めてのレギュラー出演となったロリ・ロックリンさんの演技にも注目です。
「オンコール」スタッフ
エグゼクティブプロデューサー
ディック・ウルフ、エリオット・ウルフ、アーサー・W・フォーニー 他
プロデューサー
ライアン・ジャナタ、トロイ・タカキ
監督
エリック・ラサール、ブレンナ・マロイ
脚本
ティム・ウォルシュ、エリオット・ウルフ、モリー・マニング 他
撮影
アダム・シルバー
音楽
アトリ・オルヴァルソン
「オンコール」キャスト
トレイシー・ハーモン(演：トロイアン・ベリサリオ)
ロングビーチ警察に入ってきた新人警官を指導する指導巡査。
これまで多くの警官を育て上げてきたが、そのうちのひとりをギャングに殺害される。
復讐と正義のあいだで揺れ動いている。
元警官で、今はドラッグ依存症の姉がいる。
アレックス・ディアス(演：ブランドン・ララクエンテ)
ハーモンの指導を受けることになった新人警官。
警官の仕事が好きで、情熱を持っている。
悪い仲間に巻き込まれ無実の罪を着せられて、刑務所に収監されている兄がいる。
ロングビーチ警察関係者
ビショップ(演：ロリ・ロックリン)
警部補、ハーモンの直属の上司。
ラスマン(演：エリック・ラサール)
巡査部長、ビショップとの昇進争いに負けたらしい。
タイソン・コヤマ(演：リッチ・ティン)
麻薬捜査班の巡査部長、ハーモンの指導教官だった。
マシュー・ローランド(演：リッチ・セラウロ・コー)
同僚巡査。
バーロウ(演：マック・ブラント)
同僚巡査。
ホルト(演：ロバート・ベイリー・ジュニア)
ラスマンの下についていた新人警官。
イースト・バリオの仲間
スモーキー(演：ロボ・セバスチャン)
イースト・バリオにコネを持っている実力者。
レオーナ(演：アナベラ・ディディオン)
スモーキーの娘。
マッドマン(演：イアン・ダウン)
イースト・バリオのなかでも特に凶暴な男、デルガド巡査を撃った犯人。
ジェン・ハーモン(演：アビー・ブランメル)
トレイシーの姉。
元警官だったが、職務中に負ったケガを癒すためオキシコドンを使うようになり抜けだせなくなった。
今はホームレスのコミュニティで暮らしながら、”保安官”と呼ばれている。
ガブリエル・ディアス(演：グレイ・アクーニャ)
アレックスの兄。
刑務所に収監されており、イースト・バリオの逆恨みから命の危険にさらされる。
クラウディア(演：エリサ・レオネッティ)
アレックスとガブリエル兄弟の母親。
マリア・デルガド(演：モニカ・レイムンド)
ハーモンの指導を受けていた新人警官。
ひとりでパトロール中に職質をしようとマッドマンの車を止め、射殺された。
他
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「オンコール」の全話あらすじ
One call can change everything. On Call premieres January 9. pic.twitter.com/bvBbOadr0U
— Prime Video (@PrimeVideo) December 5, 2024
第1話：パイロット
マリア・デルガド巡査が、イースト・バリオというギャングに所属するマッドマンに射殺された。
デルガドはトレイシー・ハーモン指導巡査の訓練生のひとりで、ハーモンは彼女の死を痛感していた。
デルガドのあとに入ってきた新人警官アレックス・ディアスの訓練を利用して、ハーモンは事件の捜査をひそかに行うことに。
車を運転していたのはフアン・コルテス、発砲したのはマッドマンと特定されたが、警察はルールに従って行動しなければならず、ハーモンは焦燥感を覚えていた。
ハーモンとディアスは、イースト・バリオのメンバーたちが集まるカフェにコーヒーを飲みに立ち寄る。
そこで家庭内で暴力事件が発生したとの通報があり、現場に急行したハーモンとディアスは母親を殴った男を逮捕した。
ハーモンはマッドマンの写真を男に見せ、彼を知っているかと詰問する。
答えさせるために男を脅迫するハーモンの行動は、ディアスが切り忘れたボディカメラに記録された。
第2話：宇宙の法則
公道でドラッグレースをやっている若者たちがいるとの通報があり、ハーモンとディアスは現場に急行する。
そこでは無秩序に花火が打ち上げられ、大声で叫ぶ者もおり、暴徒化するのも時間の問題だった。
介入せず、遠くから観察するようにと命令を受けたハーモンとディアスは、別の警官が暴行を受けるシーンを目撃する。
車から降り群衆をかき分けながら徒歩で近づいたディアスが、犯人を拘束するものの殴られたすえ逃亡を許してしまった。
翌日ホームレスのキャンプで切断された頭部と手が見つかり、デルガド殺害犯のひとりコルテスのものであると判明する。
イースト・バリオは内部で粛清を実行しているようで、ハーモンは警官を殺害したことへの反応だと考えた。
第3話：地獄
街中で手斧を振り回す男がいるとの通報があり、ハーモンとディアスは出動する。
ディアスは男を取り押さえたものの、のちに携行していた銃を紛失したことに気づく。
すぐに同僚のホルト巡査がディアスの銃を見つけてくれたが、ホルトはこの件について報告書から削除するように言う。
どうやら彼はハーモンのことを信用していないようで、理由はラスマンの元パートナーを含めてハーモンのせいで解雇させられた数人の警官がいるらしかった。
ディアスが思わずこの件について話しかけたとき、ハーモンは過剰な反応を見せた。
しかしそこに白人夫婦の家に、ラテン系の強盗が入ったとの通報が入る。
現着したハーモンはそこで麻薬捜査班のコヤマ巡査部長と出くわし、これが強盗事件でないことを知る。
そしてデルガドの銃撃犯が、メキシコに逃げたとの情報を入手した。
イースト・バリオにコネを持っているスモーキーのところへ向かったハーモンは、マッドマンがギャングの大物の息子であることと彼を追いかけないようにとの忠告を受ける。
ホームレスキャンプで見つかった頭部と手は、ある種の和解の申し出であるとハーモンは気づく。
第4話：日の当たらない場所
ホルトがホームレスキャンプで暴徒に襲われた。
いっしょに行動していたディアスは激しく動揺する。
そんななか仮釈放中の男が売春婦に暴力をふるっているとの通報があり、ハーモンとディアスは急行する。
そこで保護した売春婦が、イースト・バリオが開くパーティーに友人が参加し、そこでマッドマンを見たと証言した。
友人に確認すると、イースト・バリオはオーシャンサイドモーテルで別のパーティーを計画しているという。
マッドマンが現場にいることを確認したハーモンは応援を呼び、特別捜査班が到着した。
一行はモーテルの一室に押し入り、ハーモンはそこで初めて銃を発砲、容疑者のひとりを射殺。
しかし目標のマッドマンは、騒ぎに紛れて逃走した。
ハーモンは単身彼を追って廃墟となったスーパーの跡地にマッドマンを追い込んだものの、マッドマンに捕まってしまう。
乱闘になりハーモンのボディカメラは打ち砕かれたが、ハーモンはマッドマンの銃を奪って彼の頭に銃口を突きつけることに成功した。
第5話：あなたの救世主ではない
ディアスの母クラウディアは、息子といっしょにやってきたハーモンの挨拶を無視するという失礼な態度をとった。
聞けばマッドマン逮捕に協力して刑務所にいるガブリエルが情報を流したため、彼が命を狙われているのだと言う。
ハーモンはガブリエルを保護拘置しようと提案するが、ディアスはそれでは何の解決にもならないと告げた。
そこにガブリエルから電話がかかってくる。
心配する弟をなだめるように、ガブリエルは自分の危険を軽視していた。
ディアスは兄を助けるために、スモーキーにもう一度会いたいと訴える。
しかしハーモンは、マッドマンの一件が片付いたあと二度とスモーキーに会おうとは思っていなかった。
ふたりの議論は、ガソリンスタンドで意見の相違があるカップルによって中断される。
第6話：LAウーマン
少年が運転する暴走車が、犬を轢いた。
ハーモンは犬がまだ息をしていることを知って病院に運ぼうとするが、ラスマンは反対する。
ひどく傷ついて動かすだけでも悲鳴を上げるほど痛がっている犬は、早く楽にしてあげることが最善なのだ。
当然ながらハーモンはそれができず、ラスマンが代わりに実行することに。
この事故のあとハーモンは、ディアスをスモーキーのところに連れていくことを決意する。
そんななか豪華な家でパーティーを開いていた若者たちがオーバードーズで倒れ、ひとりが救急搬送された。
その姿を見て姉ジェンのことを思い出したハーモンは、彼女を探すためにホームレスキャンプに向かった。
姉を見つけたハーモンは、そこで激しい口論に発展する。
ディアスはハーモンに姉を逮捕するのではなく、シェルターに連れていくことを申し出た。
それはディアスの母親が、彼氏に暴力をふるわれたときに助けを求めたところだった。
そしてハーモンは、ディアスの兄ガブリエルを別の刑務所に移送することを提案する。
第7話：ウォー・マシン
スモーキーが経営するドラッグ販売店が、覆面をした三人組に襲われた。
奇妙なことに強盗団が奪ったのは現金だけで、商品のドラッグには見向きもしていない。
店番をしていたのはスモーキーの娘レオーナであり、彼女は頭部を殴られていた。
ハーモンはこれはイースト・バリオの反乱であり、スモーキーがマッドマンを守らなかったことを非難しているのだと推測する。
この事件後ラスマンは、イースト・バリオのメンバー全員を一斉検挙することを提案する。
イースト・バリオをすべて刑務所に入れてしまえば、そこで勝手につぶしあってくれるだろうというのがラスマンの考えだった。
しかしハーモンは断固として反対の立場を示し、問題は悪化することが確実となった。
そんななかコヤマが、スモーキーを麻薬所持で逮捕する作戦に打って出る。
第8話：西部の勝利
スモーキーがドラッグの取引をする現場で、ハーモン、ディアス、コヤマたちが身を潜めていた。
交換が行われるまで待ってから、「ハンマーを落とす」という計画だったのだ。
ところがそこにあらわれたのはスモーキーではなく、娘のレオーナだった。
スモーキーの他の仲間たちと銃撃戦になり、警察は介入を余儀なくされることに。
ディアスは勇敢にも、そして愚かにもレオーナを追いかけてしまい、不意をつかれて彼女に撃たれる。
一方でハーモンは、逃げるスモーキーを追いかけた。
数日後ディアスの査問が開かれ、彼が警官としてふさわしいかどうかが議論された。
またハーモンの麻薬捜査班への移動希望が、何者かによって握りつぶされた件についても。
2025年1月17日時点の情報です。
配信・放送・レンタルが終了している場合がありますので、サイトにてお確かめください。
からのお申込みになります。「オンコール」視聴後のレビュー
#OnCall streaming now on @PrimeVideo pic.twitter.com/oMacnvCrWc
— Wolf Entertainment (@WolfEnt) January 10, 2025
「オンコール」はロングビーチ警察を舞台に、新人警官アレックス・ディアスとベテラン警官トレイシー・ハーモンの成長や葛藤を描く作品です。
このドラマでは、彼らが日々直面する現場のリアルな状況を丁寧に描写しています。
カリフォルニア州ロングビーチの多様で複雑なコミュニティを背景に、警察官の職務だけでなく人間らしい感情や困難も浮き彫りにする本作。
特に治安維持だけではなく、市民との複雑な関係性が物語全体を通して強調されています。
アメリカ警察のリアルな日常
アメリカの警察官たちは、日常的に命の危険と隣り合わせの状況で働いています。
「オンコール」でも捜査中の銃撃や犯罪者との制圧、瞬間的な判断が求められるシーンが登場します。
仕事の過酷さは身体的な疲労に留まらず、精神的な重圧として警官たちを苦しめることがわかり、休息さえ満足に取れない彼らに同情し尊敬の念を抱かずにはいられません。
一方で警察官の仕事は危険を避けることが難しい反面、社会の安全を支えるという重要な使命感が求められます。
「オンコール」では、ハーモンとディアスがさまざまな事件を通じて警官としての責務を自覚しつつ、市民を守るために全力を尽くす姿が描かれています。
そして仲間を失う悲しみや犯罪者に対する複雑な感情とともに、正義を追求する姿勢が描写されています。
この使命感は、彼らが命をかけて困難に立ち向かうモチベーションにも繋がっているのでしょう。
犯罪者との対峙は、「オンコール」のエピソードの核となる要素のひとつです。
緊迫感に満ちた場面で警察官たちは法律の執行者としてだけでなく、ひとりの人間としての反応や考え方も試されます。
正しい判断を迫られる瞬間や、犯罪者の背景に同情や理解を示すシーン。
時に警察官自身のプライベートな過去が、犯罪者への感情に影響することも。
このリアルな描写により、見る人は警察と犯罪者という二元的な構図を超えた人間同士の関わりについて考えさせられるのです。
ドラマだからこそ映し出せる真実
「オンコール」の特徴的な要素として登場するのが、ボディカメラによるドキュメンタリータッチの演出です。
ロングビーチ警察の警官たちが日常的に着用するボディカメラは、事件の瞬間や捜査の流れをリアルに映し出します。
この映像により私たちは、まるで自分が警察官そのものになったかのような臨場感を体験できます。
これは緊迫した現場の状況をそのまま映し出し、警官たちの瞬間的な判断や行動の重要性を物語るものとなっています。
もちろん警察の透明性を確保する役割もありますが、ボディカメラが犯罪現場の緊迫感や市民とのやり取りをリアルに私たちに教えてくれ、警察活動の現実を伝える仕組みとして機能しているんですね。
これは警察官の正当な行動を証明するものでもあり、警察コミュニティが市民の信頼を得るための大切なツールとしても不可欠であることがわかりました。
同時に技術の進化は、警察業務に大きな影響を与えています。
ボディカメラやダッシュボードカメラ、さらにはスマートフォンの普及により、現場における迅速な判断や透明性の向上が実現しています。
「オンコール」でもそういった最新技術により効率化された警察活動がリアルに描かれ、これらの技術が警官たちの日常にどれほど重要かが強調されています。
ロングビーチ警察は、多種多様な事件事故が発生する多忙な職場なようですから。
その一方で新しい技術がもたらす負担や課題も、私たちは見ることができました。
例えば一部の市民やメディアからの過度な監視が、警官の精神的ストレスにつながる場合がある描写です。
それでも使命感を持つ警察官たちは、これらの技術を活用してコミュニティを守るために尽力しているのだと思いました。
「オンコール」みんなの感想は？
アマプラのオンコール、同じ巡査ドラマでコメディ寄りな部分もあるライトなザ・ルーキーとは違って、エンド・オブ・ウォッチのハードな趣がある。いい感じ。 pic.twitter.com/5W0t4Xm4ca
— こぜね (@kooozene) January 16, 2025
アマプラのドラマ『オンコール』警官のボディカメラ他を駆使し、現在の米警官の勤務を臨場感ありすぎかつリアルに描いていて本当に良くできていて見入ってしまう。ラスト1話前まで見終えたがかなり硬派な作り。ギャングの根城でSuicidal Tendenciesがかかってるのは個人的にアガった。
— 𝔅𝔄𝔉𝟐（B4FZ/ばふつ）BAF2 Da Dirty XX (@xBAF2IDOLx) January 15, 2025
アマプラのオンコールっていうドキュメンタリー風警官ドラマ面白い
— のちのち (@nochi_nochi_551) January 13, 2025
「オンコール」についてまとめ
「オンコール」はティム・ウォルシュさんとエリオット・ウルフさんが脚本を担当し、プライム・ビデオで初放送されたアメリカの犯罪ドラマシリーズです。
もともとIMDb TVで設定されたこのシリーズは、全8話で構成され2025年1月9日に公開されました。
過酷な状況でありながらも警察官たちが職務をまっとうしようとするのは、使命感と責任感が根底にあるからです。
「オンコール」では、街や住民を守るという強い信念を持つハーモンが、ディアスにその重要性を教え込みます。
犯罪が多発し社会の厳しい目にさらされる環境下でも、警察官たちは市民やコミュニティを守るためにその役割を果たそうとしています。
厳しい現実と向き合いながらも、他者のために生きることの意義が見えてくるドラマです。
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