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【ちょっとだけネタバレ】「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」見どころについて考察!

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この記事では、ドラマ「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」のあらすじと見どころについてまとめています。

ネタバレあり です。

ご注意ください。

それでは、ドラマ「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」について詳しくご紹介します!

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「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」とは

「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」キャスト

スティーブ・ウィルキンス(警視、ロンドン警視庁からウェールズの地方警察へ赴任してくる):ルーク・エヴァンス
エラ・リチャーズ(警部補、再捜査チームメンバー、過去の事件の捜査にもあたっていた):アレクサンドリア・ライリー
リン・ハリーズ(警部、再捜査チームメンバー):スティーブ・メオ
ガレス・リース(巡査部長、再捜査チームメンバー、尋問を担当):チャールズ・デール
ジョン・クーパー(窃盗・暴行などの罪で服役中の受刑者):キース・アレン
パット(ジョンの妻、仕立て屋、毎週のジョンの面会を欠かさない):キャロライン・ベリー
エイドリアン→アンドリュー(ジョンとパットの息子、父が収監されたときに改名した、両親とは疎遠):オリバー・ライアン
ジャック・ウィルキンス(スティーブの息子):ステファン・ケニード
アンジェラ・ギャロップ(法医学者、証拠品のDNA鑑定を行う):アナシタシア・ヒル
ジョナサン・ヒル(ニュース番組「ウェールズ・トゥナイト」リポーター、再捜査に協力):デビッド・フィン

「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」スタッフ

製作総指揮:サイモン・ヒース、ジョナサン・ヒル、ニック・スティーブンス
プロデューサー:エド・タルファン
監督:マーク・エヴァンス
脚本:ニック・スティーブンス
撮影:バズ・アーバイン
音楽:カーリー・パラディ
原作:ジョナサン・ヒル&スティーブン・ウィルキンス共著「The Pembrokeshire Murders: Catching the Bullseye Killer」

「ペンブルクッシャー・マーダー21年目の真実」の概要

「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」は、2021年1月11日から3日間に渡ってイギリスITVにて放送されたドラマです。

本作はウェールズの連続殺人犯ジョン・クーパーによる、ペンブルックシャー事件に基づいて製作されました。

このドラマシリーズは、イギリスの悪名高い殺人事件を取り上げたシリーズのなかの一作。
ベースとなったものは、この事件の捜査を指揮した元警察官のスティーブ・ウィルキンス氏とジャーナリストのジョナサン・ヒル氏の同名共著作品です。

つまり彼らが実際に見聞きしたことを映像化した、いわばドキュメンタリーなのです。
登場人物は実名であり、内容のリアリティを求めるためウェールズ出身の俳優がキャスティングされました。

新たな目線と手がかりから未解決事件を追うスティーブ・ウィルキンス警視を演じるのは、もちろんウェールズ出身のルーク・エヴァンスさん。
「ワイルド・スピード」シリーズや「ホビット」シリーズの出演で、ご存知の方も多いのでは。

そしてニュース番組リポーターのジョナサン・ヒル役は、デビッド・フィンさんが配されました。

1980年代では解決できなかった連続殺人事件が、現在のDNA鑑定の技術によって新たな展開を迎えます。

ウィルキンス警視と捜査チームは、卑劣な犯行をくりかえした者を追いつめることができるのでしょうか…。

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「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」のあらすじ・全話紹介

第一話「迷宮の扉」

2006年のある日。
ロンドン警視庁での仕事を終え、スティーブ・ウィルキンス警視はウェールズの地方警察に帰ってきました。

17年前の殺人事件がいまだ未解決であることをニュース番組で知ったウィルキンスは、当時事件捜査を担当した刑事に会いに行きます。

1989年に公園を散歩中、何者かに撃たれ夫妻が亡くなった未解決事件。
捜査のなかで、被害者の妻の結婚指輪を宝石店に持ちこんだ人物ジョン・クーパーが容疑者として浮上。

しかしクーパーは自分の指輪だと主張し、クーパーの妻パットもそれに同意したため捜査はそこで終了しました。

のちにクーパーは強盗事件で16年の有罪判決を受けて、現在は服役中です。
クーパーが手を下したという自供を引きだすことはできませんでした。

しかし捜査資料を読んだウィルキンスは、事件の犯人がクーパーであると確信します。

署長に直訴し、再捜査チームを結成することになり…。

第二話「見えない出口」

ニュース番組リポーターのジョナサン・ヒルに、協力を依頼したウィルキンス
“再捜査が始まった”という情報をクーパーが見るはずとして、わざと報道することにしました。

この報道で事件の再捜査を知ったクーパーは、DNA鑑定の本を片っぱしから読みあさり、面会に来る妻パットにも捜査の手が及ぶことを警告します。

こうしてクーパーに対する尋問が許可され、彼にほどこしたプロファイリングをもとに取り調べが始まりました。
公園殺人事件の関与を否定するクーパーは、自分の息子アンドリュー(エイドリアン)に罪を着せようとします。

そんななかクーパーの仮釈放の再審査が行われ釈放が決定、彼は自宅に戻ることになり…。

第三話「審判のとき」

クーパーが自宅に戻った夜、妻パットが心不全で亡くなりました。

事件の捜査はパットにとって大きなプレッシャーだったのだと思い、ウィルキンスは罪悪感を覚えます。

そんなおり押収された証拠品のなかから、事件の被害者の血液が発見されました。
車のなかには、新しい目出し帽と手袋が用意されています。

これは過去の事件で使われた、犯人の着用品と同じ。

クーパーが次の犯行を計画していたことがわかったのです…。

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「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」の見どころ


本作の主人公スティーブ・ウィルキンスは、「執念の人」と言えるかもしれません。
未解決事件を取り上げたニュース番組を偶然見たことから、彼の挑戦が始まったのです。

実話をもとに作られたドラマであるため、はでな銃撃戦や犯人を追跡するシーンはありません。
警察の事件捜査の舞台裏を描いており、そこには正義感と努力しかないのだと思います。

本作を視聴して、尋問のシーンが特に効果的に・強烈に印象に残りました。
おそらく、優れたドラマスクリプトを展開し実行するには、過度の複雑さは不要であることの証しなのでしょう。

この事件が現実に起こったという事実は、イギリスから遠い日本に暮らす私にも大きな驚きと恐怖を与えました。
特別にセンセーショナルである必要などなく、本作を見て「本当に怖いのは生きている人間である」をつくづく実感しました。

脚色はせず、実際に起こったことだけを伝えた「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」

このドラマから目が離せないのは、犯罪の行為には触れず、悲惨な状況を演出せず、ただ警察の捜査に集中したストーリー進行だからです。

スティーブ・ウィルキンスを演じたルーク・エヴァンスさんも説得力がありましたし、ジョン・クーパー役のキース・アレンさんのサイコっぷりと言ったら!
一見の価値アリ!ですよ。

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「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」みんなの感想は?

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「ペンブルックシャー・マーダー21年目の真実」についてまとめ


犯人は序盤で判明(ジョン・クーパー)するので、ミステリーと思って見るとガッカリするかもしれません。
どんでん返しもありません(笑)。

しかしその後の捜査で、どうやって警察が犯行を裏付けたのかを知ることができます。
その過程を見ることが私たちの楽しみであり、このドラマの魅力なのだと思います。

どうか、ウィルキンス率いるチームの「執念の捜査」をじっくり見てくださいね。

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