この記事では、ドラマ「ターミナル・リスト」のあらすじとレビュー・感想をまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「ターミナル・リスト」について詳しくご紹介します!
「ターミナル・リスト」とは
You’re in my battlefield now. Stream @TerminalListPV July 1 – only on @PrimeVideo. pic.twitter.com/J1E1knVmTc
— The Terminal List (@TerminalListPV) June 8, 2022
「ターミナル・リスト」概要
「ターミナル・リスト」は、ジャック・カーさんの2018年の同名小説を原作としてデビッド・ディジリオさんが制作したアメリカのアクション・スリラー・テレビシリーズです。
本作は2022年7月1日にAmazonプライムビデオで公開されました。
初放送から2週間以内にAmazonプライムの「トップ10」リストでナンバーワンの番組となり、ニールセンのチャートで3位にランクインしたそうです。
大きな話題をさらった作品なんですね。
8つのエピソードで11億分が視聴されたとのことですので、その人気ぶりも推して知るべしです。
2023年2月には、ベン・エドワーズに焦点を当てた前日譚の制作が発表されています。
これは実質的に第2シリーズに相当しますので、楽しみですね。
「ターミナル・リスト」スタッフ
エグゼクティブプロデューサー
デビッド・アイ、ジャック・カー、デビッド・ディジリオ 他
プロデューサー
マックス・アダムス、キャット・サミック、ロナルド・コスモ・ヴェッキアレッリ
監督
アントワーン・フークア、エレン・クラス、M.J.バセット 他
脚本
デビッド・ディジリオ、ダニエル・シャタック、ジョン・ロペス 他
撮影
エバンス・ブラウン、アルマンド・サラス
音楽
ルース・バレット
原作
ジャック・カー 「ターミナル・リスト」
「ターミナル・リスト」キャスト
ジェームズ・リース(演:クリス・プラット)
8回の戦闘配備の経験を持つ米海軍特殊部隊中佐、”オーディンの剣”作戦の部隊長だった。
このシリアでの作戦で敵の待ち伏せに会って多くの部下が殉職、帰国後は作戦失敗の責任を問われる。
さらに自宅を襲撃され妻子は殺害、そのうえ唯一作戦で生き残った同僚が死亡するという悲劇に見舞われる。
陰謀に気づいて調査を始め、大切な人の命を奪った者たちに復讐を開始する。
ケイティ・ブラネック(演:コンスタンス・ウー)
ヴォルトストリーム・ニュースのベテラン従軍記者。
ベン・エドワーズ(演:テイラー・キッチュ)
元ネイビーシールズでリースの元同僚。
シールズ訓練クラス基本水中解体BUD/Sのクラスメートでもあり、現在はCIA地上支部の工作員。
リズ・ライリー(演:タイナー・ラッシング)
民間航空会社のパイロットで元米陸軍航空支部准尉。
2007年にイラクでカイオワが撃墜された際に、リースに命を救われた。
ルーシーのゴッドマザー。
ロレイン・ハートリー(演:ジーン・トリプルホーン)
アメリカ国防長官。
作戦に失敗し大勢の仲間を失ったうえ、殺人容疑をかけられたリースに同情している。
リチャード・フォンタナ(演:スティーヴン・ビショップ)
国防総省の官僚、ハートリーの部下。
リースの家族
ローレン(演:ライリー・キーオ)
リースの妻。
ルーシー(演:アーロ・メルツ)
リースの娘。
軍関係者
ジェラルド・ピラー少将(演:ニック・チンランド)
アメリカ海軍特殊戦司令部(WARCOM)司令官。
レナード・ハワード大尉(演:マシュー・ラウチ)
WARCOMの法務長官。
ビル・コックス司令官(演:ラモニカ・ギャレット)
シールズ・チーム7の司令官。
ドナルド・”ドニー”・ミッチェル二等兵(演:パトリック・シュワルツェネッガー)
アルファ小隊の最年少メンバー。
アーネスト・”ブーザー”・ヴィッカース一等兵(演:ジャレッド・ショウ)
アルファ小隊メンバー、リースとともに生還した。
ビクター・ラミレス一等兵(演:ジャスティン・ガルザ)
捜査関係者
トニー・ラユン(演:J・D・パルド)
FBI特別捜査官、サンディエゴ現地事務所の逃亡者タスクフォースの責任者。
マッケンジー・”マック”・ウィルソン(演:クリスティーナ・ヴィダル)
連邦保安官代理、ラユンのパートナー。
ジュニア・アルバ(演:ドリュー・スターキー)
サンディエゴ警察刑事、ラユンの部下。
ニコール・デプチュラ(演:アレクシス・ラウダー)
FBI特別捜査官、ラユンの部下。
ジョシュ・ホルダー(演:ウォーレン・コール)
NCIS特別捜査官。
製薬会社関係者
スティーブ・ホーン(演:ジェイ・コートニー)
キャップストーン・インダストリーズのCEO兼社長。
マイク・テデスコ(演:ポール・マクレーン)
キャップストーン・インダストリーズの子会社であるニューベラムのCEO。
マルコ・デル・トロ(演:マルコ・ロドリゲス)
メキシコの実業家、リース家の家族ぐるみの友人。
他
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「ターミナル・リスト」の全話あらすじ
Look again. Did you catch these moments from the Official Trailer? #TheTerminalList pic.twitter.com/6D46qqJg6w
— The Terminal List (@TerminalListPV) June 9, 2022
第1話「記憶痕跡」
ネイビーシールズ中佐ジェームズ・リースと彼が率いる小隊14人のアルファチームは、情報提供者とともにシリアで化学兵器の専門家であるカハニ博士を捜索する任務を遂行する。
しかしチームは待ち伏せされ、リースと彼の友人であるアーネスト・”ブーザー”・ヴィッカースを除いて、チーム全員が死亡してしまった。
NCIS(海軍犯罪捜査局)はリースに任務について聴取するが、リースは自分の記憶と記録がずれていることに気づき任務中に実際に何が起こったのか疑問に思うようになっていった。
その後メディカルチェックを受けクリアしたリースとブーザーは、帰宅することに。
戻ってきたリースは親友の元シールズ、現在はCIAエージェントのベン・エドワーズに任務を伝えたが、彼は通信記録の改ざんやスパイなどの不正はなかったと否定した。
腑に落ちないままのリースは妻ローレンと娘ルーシーと再会するものの、ふたりはリースが記憶の一部を喪失していることに気づく。
そんななかリースが帰宅した翌日、ともに生還したはずのブーザーが自死と思われる状態で死んでいるのが発見される。
しかしリースには、とうてい信じることはできなかった。
一方でひどい頭痛に悩まされたリースは深夜に近くの診療所に行ってMRIスキャンを受けるが、自宅の金庫にしまい込んでおいた自分の銃を持った2人の男に襲われる。
家族の安全を恐れたリースは急いで戻ったが、ローレンとルーシーはすでに殺害されていた。
第2話「符号」
悲しみに暮れるリースは、メキシコ出身の友人マルコ・デル・トロともうひとりの友人で元陸軍パイロットのエリザベス・”リズ”・ライリーを伴い、ローレンとルーシーの死を悼んでいた。
ところがリースが任務後に出会った女性ジャーナリストのケイティ・ブラネックから、事件を担当しているNCIS捜査官ジョシュ・ホルダーがリースを疑っていることを聞かされる。
暗殺者に関する手がかりがまったくなく、家族の死についてリースの無実を証明する証拠がなかったため、リースが”妻子を殺害した”という疑惑を持たれているのだ。
ホルダー捜査官はローレンとルーシーの死に責任がないとしても、リースが事件に関与していた可能性があると理論付けていた。
リースはルーシーが家族を描いた絵を見つけ、その絵の裏にホルダーの名前を書いた。
彼の「ターミナルリスト」の作成が始まった。
第3話「確信」
ターミナルリストに追加する2番目の名前は、キャップストーン・インダストリーズの副社長ソール・アグノンとなった。
お互いの利益のためケイティと手を組むことにしたリースは彼女に会い、持っている疑念を彼女に伝えた。
しかしケイティはこれに関しては否定的で、リースが行ったクリニックで頭に腫瘍が発見されたと話す。
リースはその後何者かが自分を追いかけていることに気づき、出し抜いてから暗殺者を殺して逃げる。
ケイティはリースが完全に気がふれているわけではないと確信しており、彼の任務とキャップストーンとのつながりがあれば見つけると約束した。
一方キャップストーンのCEOであるスティーブ・ホーンはアグノンから任務の失敗を明かされる。
そんななかリースは、自宅でパーティーを開催していたアグノンのところへ忍び込み彼を尋問する。
ホーンについて、RD4895と呼ばれるプロジェクト、そしてリースの家族を殺すために暗殺者を雇った人物についての情報を聞き出したリース。
彼のリストには、新しくふたつの名前が追加された。
第4話「別離」
リースは腫瘍による症状のため、ローレンやルーシーの幻影を見るようになっていた。
そんななかリースは、リストに追加した人物を殺害し、彼の携帯電話のデータをコピーしてエドワーズに送る。
そのころコロナドのFBI支部は、トニー・ラユン、マッケンジー・”マック”・ウィルソン、ジュニア・アルバ、ニコール・デプチュラが兄のブライアンのビーチハウスに身を潜めていたケイティを見つけるため取り組むことになる。
FBIはケイティを尋問しようとしたが、誰も信用できないと考えるケイティは頑固に口を閉ざしたままだった。
ケイティはまた、シリアで亡くなったリースの部下たちにも腫瘍があった可能性があると考えていた。
一方ホーンはニューベラムCEOテデスコと対立しており、テデスコが反対しているにもかかわらずホーンはニューベラムを売りたいと思っていた。
そのころエドワーズは、リースの家族を殺害した暗殺者グループを追跡していた。
その後一行は、リースが隠そうとした腫瘍について知ることに。
リースは症状を抑えるために薬を手に入れるが、それでもリストの5番目に書かれた人物を殺害するという使命を果たそうとしていた。
第5話「破壊」
ケイティがテデスコに接近し、RD4895のことを問い詰めたところテデスコはこれがホーンが会社を売りたい理由かもしれないと説く。
RD4895はPTSDを抑制する新薬だったが、脳腫瘍の副作用があらわれるのだと言うのだ。
しかしホーンは突然プロジェクトを停止し、キャップストーンのCEOがリースの部隊で違法にテストしたとテデスコに理論付けさせた。
テデスコが情報を流していることを知ったホーンは、ケイティとテデスコの両方を消すためにエージェントを送り込む。
テデスコは命を落としたが、ケイティはリースに救出された。
翌日リースは情報を共有していたエドワーズから、ホーンがピラー、コックス、ハワードら上官たちに贈賄していたことを聞かされる。
リースは、リズとともにホーンを襲撃。
ラユンと連邦捜査官ウィルソンらが警戒するなか、リースは白昼の市中で護衛ともどもホーンを射殺した。
第6話「無常」
2週間前…。
リースは妻と娘の復讐を求めるために義理の両親を訪ねていた。
そして今、リースは警察とFBIから逃げ続けている。
リズはリースの精神状態を心配し始めるが、エドワーズは”彼は大丈夫だ”と彼女に保証するのだった。
リースはFBIから少し距離を置くことはできたが腕の銃創から出血しており、症状を抑えるのに役立った薬を失くしていた。
FBIは必死になり、HRT、SWATなど利用可能なすべての戦術要員を連れてきてリースを探し出そうとしていたが、訓練を積んだリースを簡単に見つけることはできなかった。
ターミナルリストに5人の名前を書き留めさらに3人の名前を追加したリースは、ビーチでのトレーニングセッションを思い出し、記憶の混乱から自分がどのように裏切られたかについて考えるようになった。
そんななかラユンは、リースが無線通信を傍受していることを知る。
リースの精神状態を破綻させるため心理戦を仕掛けたラユンだったが、父親として妻を亡くした夫としてリースの決意は決して揺らがなかった。
リースはラユンに、自分の邪魔をしないように脅すのだった。
第7話「撲滅」
国防長官のロレイン・ハートリーは、リースを国内テロリストに分類した。
ケイティはリースの動機を突き止めるために必要な手がかりを、FBIに与えた。
彼らは、ピラー、ハワード、コックスがリースの次の標的であることを知り、彼を捕らえるための新たな計画を実行に移す。
一方リースとエドワーズは、3人を殺すための独自の計画を立てていた。
そんななかラユンは、国防総省ひいてはロレインがRD4895を承認し、FDAの承認がないにもかかわらず実験を合法化したことを知る。
ケイティはこの暴露にまつわる話を公開するための記事を、完成させようとしていた。
ケイティが記事を出版社に送ろうとするが、メールは通じない。
その時ロレインがケイティに接触、話は半分しか真実ではないと告げインタビューの申し出をする。
第8話「再生」(最終話)
ロレインがシリアでの待ち伏せ作戦を命じ、RD4895を承認したことを知ったリースは、エドワーズとともに彼女のところへ向かう。
彼のリストには、9番目の名前が追加された。
一方記事を公開する前にケイティはロレインとのインタビューを行い、ロレインがシールズの隊員たちに腫瘍があることを知っていたこと、そしてシリア任務中での彼らの殺害を認めさせることに成功、彼女の過失を証明した。
ロレインの邸宅に侵入したリースに、ケイティはロレインを救うように頼むが彼は復讐に飢えすぎていた。
ロレインは自死、リースが裏切られ、不当に追われ、事実上死んだことを知っているラユンが彼を逃がした。
しかしリースは、ターミナルリストに追加すべき10番目の名前があることに気づく。
「ターミナル・リスト」視聴後のレビュー
What are they hiding? pic.twitter.com/DPa24V52bk
— The Terminal List (@TerminalListPV) July 2, 2022
「ターミナル・リスト」は、2022年にAmazonプライム・ビデオで配信が開始されたアクションスリラー系のドラマシリーズです。
アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの中佐ジェームズ・リースを主人公に、復讐と陰謀が織り交ざった物語が描かれています。
原作は元ネイビーシールズのメンバーであるジャック・カーさんによる同名の小説であり、そのリアルで緻密な描写がドラマにも忠実に反映されています。
本作は主演のクリス・プラットさんが、製作総指揮も兼任しています。
ネイビーシールズの特殊部隊員としての誇りや、強い意志で陰謀に挑む主人公の姿は多くの視聴者をとりこにしました。
本作は元となる小説との違いも、おもしろさのひとつです。
たとえば原作では詳細に描かれていた軍事訓練や銃器の描写が、ドラマ版ではテンポ良く物語が進むように省略されています。
またドラマ版は映像作品ならではの迫力ある戦闘シーンや、人間関係に焦点をあてた演出が加えられました。
この点から視覚的にも楽しめる仕上がりとなりました。
ただその一方で原作ファンからは、ジェームズ・リースの内面的な葛藤がやや軽視されているとの声も聞かれたようですが、筆者はドラマとしての完成度は高く満足できる作品だと思っています。
「ターミナル・リスト」で描かれる登場人物は、いずれも物語に深みを与える重要な存在です。
主人公ジェームズ・リースを演じるクリス・プラットさんは、これまでの役柄とは異なりシリアスで内面的な苦痛を抱えたキャラクターを見事に演じています。
クリス・プラットさんは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシック・ワールド」などの大ヒット作品で知られる俳優ですが、本作ではそれまでのキャリアとは一線を画す役柄に挑戦しました。
ネイビーシールズのジェームズ・リースというロールは、深いトラウマを抱えた複雑なキャラクターであるうえ、妻と娘を失った喪失感や復讐に取り憑かれた男性です。
この心理を丁寧に表現した演技。
「クリス・プラットの新たな一面を見た」と思った方も多いのではないでしょうか。
本作は「復讐」というテーマが鮮明に描かれる一方で、主人公リースはそのなかから「信念」と「希望」を見出そうとします。
彼の行動は単なる自己満足ではなく、仲間たちの死を無駄にせず真実を明らかにしようとする強い正義なんですね。
そして自分自身の存在意義を問い直すリースの強靭な精神力とゆるぎない信念は、見る人の心を揺さぶりました。
本作は復讐を誓ったジェームズ・リースの物語を通じて、正義と道徳の境界線を深く問いかけています。
家族と仲間を失い真実を追求するために行動し、正当な復讐と容赦ない暴力のあいだで揺れ動き続けるリース。
特殊部隊ネイビーシールズの一員として培われた信念と倫理観が複雑に絡み合い、リースだけではなく視聴者も彼の選択が正義に基づくものなのか、あるいは個人的な感情の発露に過ぎないのかを考えさせられます。
単なるアクションドラマにとどまらないこのドラマの魅力は、その深みにあるのだと思います。
「ターミナル・リスト」みんなの感想は?
アマプラのドラマ。めちゃくちゃ面白い‼️
— ど、。 (@D60257781) November 14, 2024
ターミナル・リスト https://t.co/58s8FnC436
アマプラの海外ドラマのターミナルリスト全話見たけど、
— 燠炙 煌”ゆーしゃおー” (@Yusha_oh) October 15, 2024
めちゃくちゃおもろかったわ😉✨
現代戦好きな人は絶対ハマるし、ジョンウィックみたいな復讐系好きな方も絶対ハマる!
8話だから長さもちょうどいい感じ
クリス・プラットのイメージが変わるほどカッコいいキャラクターだった😌 pic.twitter.com/WoXn5zqGbm
真の復讐ものが見たいなら
— エダ (@gndm_0916) September 29, 2024
アマプラの「ターミナルリスト」みてくれよな!!
「ターミナル・リスト」についてまとめ
THIS moment on #TheTerminalList pic.twitter.com/cw79lxKFre
— The Terminal List (@TerminalListPV) July 13, 2022
「ターミナル・リスト」は、ジャック・カーさんの2018年の同名小説を原作としてデビッド・ディジリオさんが制作したアメリカのアクション・スリラー・テレビシリーズです。
リースがリストに名を連ねた者たちに復讐を遂げていく過程は、怒りや悲しみ、そして虚しさを伴います。
リースが行う復讐の過程で、失われた家族への思いや再び自分自身を取り戻すことにつながるであろうことを示唆しています。
最終的にリースが何を得て、何を失うのか。
それを見届けることで、私たちは復讐の背後にあるものに触れることができるかもしれません。
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