この記事では、ドラマ「トレイター／TRAITOR 国を売った男」のあらすじと見どころについてまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「トレイター／TRAITOR 国を売った男」について詳しくご紹介します！
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」とは
ETV sügishooaeg: põnevussari “Reetur”, Reikopi ja Aunaste telemäng ning palju muud kodumaist https://t.co/psDGPca15k pic.twitter.com/9UC9KcbREL
— Diktor (@DiktorGeenius) August 28, 2020
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」概要
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」は、2020年エストニアETVにて放送されたスパイ・サスペンスドラマです。
2019年にElisaで配信、その翌年に全国での放送が行われ大ヒットを記録した作品です。
原題は「Reetur」。※エストニア語で「裏切り者」
このドラマは、2020年のエストニア映画テレビ賞で最優秀ドラマ賞にノミネート。
さらに、主人公アルフレット・ヴィントを演じたタンベット・トゥイスクさんは最優秀俳優に選ばれました。
エストニアがNATOに加盟し、隣国ロシアの関心・注目を集めた2004年を舞台にしています。
そのときにロシアのスパイとなった、ひとりの男性の紆余曲折が物語となって描かれます。
国、友人、そして自分の家族をも裏切った男の運命は…。
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」スタッフ
プロデューサー
マーティン・ビギニング、エルゴ・ゴールド、アービン・ルーツ 他
監督
エルゴ・ゴールド、オーヴ・マスタスティング
脚本
マーティン・ビギニング、ラウル・スヴィ、アンドレス・アンベルト
撮影
タウノ・シレル
音楽
ミック・ペタジャ
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」キャスト
アルフレット・ヴィント(演：タンベット・トゥイスク)
エストニア警察本部で資産管理部門のトップを務めていたが、横領が発覚し退職。
その後、エストニア国防省の機密文書を管理する部門に配属される。
エストニアのNATO加盟が確定し、機密文書管理は最重要部門となった。
妻のほかに愛人もおり女好き、美術品にも造詣が深い。
アルフレットの家族
ヘリ・ヴィント(演：エヴァ・コルディッツ)
アルフレットの妻。
子どもはいないが、夫婦で贅沢な暮らしをしている。
ブリッテ・トゥトマ(演：クラウディア・ティツマー)
アルフレットの愛人、マイの母親。
マイ(演：サラ・メティック)
アルフレットとブリッテの娘。
ヨハン・ヴァイツェンベルグ(演：マルゴ・ミット)
旧ソ連時代の、アルフレットの友人。
アルフレットに、国防省での仕事を紹介した。
オスカル・ルース(演：インドレク・タールマー)
アルフレットの上司、旧ソ連時代の仲間。
ユタ(演：マリ・アベル)
オスカルの妻。
ヴァレリ・ブロック(演：マルトゥ・ナルク)
ロシア情報機関、アルフレットをスパイ行為にそそのかす。
マルコ・アラク(演：ヴェイコ・ポルカネン)
軍情報部。
旧ソ連出身のアルフレットの行動があやしいと目をつけ、単独で調査する。
リタ・ライクマ(演：ウルスラ・ラタセップ)
アルフレットの秘書。
他
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「トレイター／TRAITOR 国を売った男」のあらすじ・全話紹介
Elisa Viihde julkaisi ensimmäisen virolaisen #alkuperäissarja‘n: Petturi (Reetur) on nyt katsottavissa Aitio-suoratoistopalvelussa. Vakoojasarja perustuu Viron lähihistorian todellisiin vakoiluskandaaleihin. #elisaviihde #petturi https://t.co/NE1GkOhf6K pic.twitter.com/UpVh4ZGDIa
— Elisa (@ElisaOyj) July 9, 2020
第1話「誘惑」
エストニア警察本部の資産管理部門のトップだったアルフレット・ヴィント。
ある日公用車の横領が発覚し、退職に追い込まれました。
そんななか旧ソ連時代の友人ヨハンから、国防省で機密文書を管理する部署での仕事を紹介されます。
オスカル・ルースが部長を務める機密管理部門の、部長補佐の職を得ることができました。
文書管理など日の当たらない職だと思っていたアルフレットでしたが、エストニアのNATO加盟が確定。
一躍、最重要部門となったのです。
そんなアルフレットに、ロシア情報機関のヴァレリ・ブロックがスパイの任務をそそのかし…。
トリイン・アラック(演：ルーラ・エリック・カールソン)
レイン・シサスク(演：タルモ・タガメッツ)
ラグナル・リーヴァ(演：カール・エドガー・オルク)
国防大臣(演：アンドレス・ルーシレット)
第2話「十字の印」
欲求に負けたアルフレットは、ロシアのスパイ活動に加担することになりました。
アルフレットの任務は、機密文書を撮影しヴァレリに届けること。
彼が所属する部署は、重要な文書が集中するところです。
しかし責任者であるオスカルはアルコール依存症気味。
オスカルに代わって文書管理の実務を行うアルフレットには、スパイ活動は簡単でした。
ときを同じくして軍情報部のマルコたちは、逃亡中のラトビア人スパイ・ヤニスを追っていました。
しかしもう少しのところで逃げられ、失敗続きです。
そんななかヤニスをかくまっていたヴァレリに、モスクワからある命令が下され…。
ヤニス(演：クリスティアン・カレリンス)
アンリ・ミルドバーグ(演：サンダー・ロシマギ)
エルナ・レヴィ(演：マイン・ヴィロ)
第3話「古い写真」
森で身元不明の焼死体が見つかりました。
この遺体がヤニスのものであるか、鑑定が始まります。
一方アルフレットは、機密文書室に設置されている監視カメラの存在が邪魔になっていました。
そこで監視カメラを扱うIT担当者を消してしまおうと考えます。
ヴァレリの指示を受けてIT担当者のパソコンに違法な画像を仕込み、彼を逮捕に追い込みました。
しかしアルフレットのファイルを見てあやしいと感じたマルコは、単独で調査を始めます。
ところが越権行為・違法捜査で軍情報部のほうが糾弾されてしまい、マルコは罰則を受けるハメに。
流れはアルフレットに有利に向かっていき…。
検視官(演：ライナー・エルヒ)
警察長官(演：アーネ・ヒル)
第4話「妻の沈黙」
アルフレットはオスカルを追い落とし、部の責任者にとって代わろうとします。
しかしオスカルはかねてからの親友であり、アルフレットは悩みました。
そんなアルフレットにヴァレリは、オスカルのパソコンに違法画像を仕込み彼を陥れるように命令。
さらにヴァレリの要求は、エスカレートしていきました。
エストニアにNATO幹部を招いた会議で盗聴マイクを仕掛け、会議の内容を録音しろと言うのです。
仕方なく命令に従ったアルフレットは、所持品検査で窮地に陥ることに。
一方、軍情報部では新しい指揮官としてアイン・プルドローズ大佐が就任し…。
ヨハン・カリントン(演：インゴ・ラウドキヴィ)
アイン・プルドローズ(演：タルヴォ・ブリドリン)
第5話「口封じ」
逮捕されたIT担当者は、機密文書室の監視カメラの映像を記録していると主張。
いわれのない疑いで拘束されたことに納得できないと、調査のための特別委員会の設置を要求します。
そんななかアルフレットは、自分がスパイ行為をしているところを目撃したリタの説得に乗り出します。
しかしリタはアルフレットの説得を、受け入れようとはしませんでした。
さらに公安局にいるヨハンからは、特別委員会に関する情報がもたらされます。
追いつめられたアルフレットは、ヴァレリに相談。
するとロシア側の対応は速く、しかも冷酷だったのです。
恐ろしくなったアルフレットは、スパイ活動から身を引こうとしたのですが…。
ペンティ・ベルッカラ(演：ペッカ・フラング)
アンドレス・マハル(演：マルト・ケープ)
シルヴィ・レイス(演：ヘリ・ナップ)
第6話「鏡の中」(最終話)
事態が予期せぬ方向に向かい、スパイから足を洗うと言い出したアルフレット。
そんな彼にヴァレリは、脅迫めいた手紙を送りつけたり自宅まで押しかけたりして、あらゆる脅しをかけてくるようになりました。
一方国防軍ではマルコの懲罰手続きが進み、ラグナルとエレナの聴聞が行われることに。
そんななかアルフレットは、愛人のブレッテから恐ろしい出来事を聞かされます。
娘マイが、何者かに誘拐されたというのです。
ヴァレリのしわざと確信したアルフレットは、絶望的な状況に追い込まれ自首を決意。
とうとうオスカルにすべてを打ち明けたのですが…。
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「トレイター／TRAITOR 国を売った男」の見どころ
本作は事実に着想を得たフィクションである、と記されています。
登場人物も物語のなかで起こる出来事も、すべてフィクションである、と。
しかしこのリアリティと緊迫感に圧倒されそうになるドラマに、気が付けば引き込まれていました。
筆者はこれまでエストニアのドラマは視聴したことがなく、主演のタンベット・トゥイスクさんという俳優ももちろん初見。
女好きでだらしがない、煩悩の塊のようなアルフレットを、完璧に演じていました。
だからこそアルフレットというキャラクターに嫌悪感を覚えることなく、物語を受け入れられたのだと思います。
一方エストニアにはこれまでさまざまな国に占領・併合されてきた、つらい歴史があります。
作品中に登場する旧ソ連には二度も占領され、最終的には1991年に二度目の独立をしています。
ヴァレリを恐ろしく冷酷に表現しているのは、旧ソ連に対する怒りが含まれているような気がします。
社会的なテーマと、欲求に抗えない人間の闇。
本作はこのふたつの要素が、重要な柱となっているのでしょう。
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」みんなの感想は？
『トレイター／TRAITOR 国を売った男』をWOWOWで全話視聴。
最近見た海外ドラマの中でトップクラスに面白かった!
全然格好良くないし最低なんだけど、すっとこどっこいで憎めない男が主人公のエストニア発スパイドラマ。リアルでシリアスな雰囲気なんだけれども、どこか笑える話だった。— 名瀬口にぼし🥝 (@nsgt_nbs) March 12, 2023
今日 #wowow で1〜3話やってたエストニアのドラマ「トレイター国を売った男」が面白くて、ちゃんと見れなかった初回をオンデマンドで見直した
エストニアがNATOに加盟した頃に実際あった事件が元になってるらしい
当時ロシアが新たにNATO加盟した国々でスパイのリクルーティングしてたという😱— 巾着袋🌻 (@hayaku10gatsuni) March 7, 2023
「トレイター/TRAITOR 国を売った男」2004年NATO加盟の裏でロシアのスパイとなったエストニア国防省の官僚。実話を元に描く緊迫のスパイサスペンス。
観てるだけで怖くてハゲそう…— ちこ (@slightly_sweet) March 2, 2023
「トレイター／TRAITOR 国を売った男」についてまとめ
本作は実際にあった、エストニア史上最大のスパイスキャンダル“ヘルマン・シム”のキャラクターをもとにしたらしいです。
Herman Simm (born 29 May 1947 in Suure-Jaani) is a former chief of the Estonian Defence Ministry’s security department and a convicted Russian spy.
The Simm case became the first since the restoration of Estonia’s independence in 1991 in which an actual agent was identified, tried, and convicted of treason.[1]
From Wikipedia, the free encyclopedia(https://en.wikipedia.org) Herman Simm
last edited on 8 May 2023, at 20:21 (UTC).
アクセス日時 2023年9月5日16:18
主演のタンベット・トゥイスクさんも、この人物について本を読んだりドキュメンタリーを見たりしたそうですよ。
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