この記事では、ドラマ「大都会パート3」のあらすじと見どころについてまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「大都会パート3」について詳しくご紹介します!
- 「大都会パート3」とは
- 「大都会パート3」のあらすじ・全話紹介
- 第1話「帰ってきた黒岩軍団」
- 第2話「白昼のパニック」
- 第3話「捜査中止命令」
- 第4話「吠えるショットガン」
- 第5話「野良猫の牙」
- 第6話「東京・クライシス」
- 第7話「逃亡の滑走路」
- 第8話「野獣の叛乱」
- 第9話「高層の狙撃者」
- 第10話「狙われた部長刑事」
- 第11話「白の恐怖」
- 第12話「狂犬」
- 第13話「脱出路」
- 第14話「刑事が消えた」
- 第15話「報復」
- 第16話「殺人犯奪回要求」
- 第17話「誘拐」
- 第18話「マフィア・ジャパン・スタイル」
- 第19話「警官ギャング」
- 第20話「爆走・金塊トレーラー」
- 第21話「東京私設警察」
- 第22話「横須賀ストーリー」
- 第23話「女豹と刑事野郎」
- 第24話「冷血」
- 第25話「通り魔」
- 第26話「殺人予告」
- 第27話「奪われたポリススペシャル」
- 第28話「ブラックホール」
- 第29話「爆殺のプレリュード」
- 第30話「けもの道」
- 第31話「マイナス18度の恐怖」
- 第32話「城西市街戦」
- 第33話「最後通告」
- 第34話「ストリート・ガール」
- 第35話「野獣狩り」
- 第36話「密告屋(たれこみ)」
- 第37話「頭取集団誘拐」
- 第38話「国際密輸ルート」
- 第39話「警官殺し」
- 第40話「ドクター宗方の証言」
- 第41話「アメリカン・ポリス」
- 第42話「シージャック強盗団」
- 第43話「自動車泥棒」
- 第44話「テロルの仮面」
- 第45話「深夜の殺人者」
- 第46話「反逆の殺し屋」
- 第47話「脅迫者を消せ」
- 第48話「囮作戦」
- 第49話「黒岩軍団抹殺命令」(最終話)
「大都会パート3」とは
「大都会パート3」の概要
「大都会パート3」は、1978年10月3日から1979年9月11日まで全49話が日本テレビ系列で放送された刑事ドラマです。
石原プロモーション製作の、激しいアクションが目を引く作品となりました。
本作は、「大都会シリーズ」の第三作目となるもの。
派手なカーアクションや街中での激しい銃撃戦など、ワイルドさが際立つものとなりました。
「大都会パート3」スタッフ
制作
石原 裕次郎
プロデューサー
山口 剛、石野 憲助
監督
村川 透、長谷部 安春、渡辺 拓也 他
脚本
永原 秀一、柏原 寛司、峯尾 基三 他
撮影
金宇 満司、仙元 誠三、宮川 弘 他
ナレーター
小林 清志
「大都会パート3」キャスト
城西署捜査課
黒岩 頼介 ※デカ長、クロさん (演:渡 哲也)
部長刑事。
寡黙で孤高の刑事、部下からの信頼はあつい。
抵抗する凶悪犯には情けをかけず、容赦なく銃口を向ける。
いつもサングラスをかけており、表情をうかがうことは難しい。
牧野 次郎 ※ジロー (演:寺尾 聰)
銃火器に関する知識に長けており、射撃の名手。
クールな理性派に見えるが、取り調べのさいには荒々しい手段を用いることもある。
見かけによらず、暴力的な面も持ち合わせている。
虎田 功 ※トラ (演:星 正人)
捜査課のなかで、もっとも若手の刑事。
おしゃれにも気をつかう現代風な若者だが、その見た目とは違ってかなりの武闘派。
実は高学歴。
丸山 米三 ※マルさん (演:高品 格)
現場たたき上げの最年長刑事。
長年の経験から培われた勘の鋭さは、これまで何度も事件を解決に導いてきた。
歳をとって性格も丸くなりつつあるが、秘めた戦闘能力は高い。
娘の扶美子(演:工藤 美奈子)とふたり暮らし。
大内 正 ※坊さん、坊主 (演:小野 武彦)
黒岩と同年代の、独身。
地味な捜査も粘り強く進める実力派。
上条 巌 ※サル (演:峰 竜太)
柔道有段者で、蹴り技を繰り出す格闘技の心得もある。
いつも筋力トレーニングにいそしんでいる。
宮本 兵助 ※弁慶 (演:苅谷 俊介)
柔道有段者、気は優しくて力持ち、しかも石頭(本人の自慢でもある)。
九州出身、泳ぎは不得意。
加川 乙吉(演:高城 淳一)
捜査課長、あまり戦力にはなっていないが刑事としての矜持は失っていない。
清水 英子(演:大森 不二香)
事務員、虎田に惹かれている様子。
渋谷病院
宗方 悟郎(演:石原 裕次郎)
救急指定病院・渋谷病院の外科医。
凶悪犯や暴力団員にもわけへだてなく接し、高い技術力を持つ。
白井 智子(演:青木 英美)
三田 典子(演:舛田 紀子)
佐藤 リエ(演:美田 麻紗子)
渋谷病院の看護師たち。
他
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「大都会パート3」のあらすじ・全話紹介
第1話「帰ってきた黒岩軍団」
若い女性を殺害した容疑で黒岩たちが追っていた、暴力団会長・金井。
渋谷病院に、緊急入院してきました。
明らかに仮病だとわかりますが、正式な手順で入院した患者にさすがの黒岩軍団も手を出すことができません。
そんななか、商店や理髪店が爆発する事件が発生し…。
第2話「白昼のパニック」
城西女学院を退学になった、非行少女モモ子とその友人。
自分たちを辞めさせた学校に復讐するため、生徒と教師を人質にとって放送室を占拠します。
黒岩たちは懸命に説得しますが、モモ子たちは身代金三億円を要求し…。
第3話「捜査中止命令」
汚職事件の真相を追っていた業界紙ジャーナリスト・市村が、刑事たちが警護していたにもかかわらず狙撃されました。
息をひきとる寸前市村は、ある大物財界人の名を挙げて“そいつが犯人だ”と言い残しました。
ところが捜査を始めた黒岩たちのまえに、身代わり犯が自首してきます。
さらに上層部からは、捜査を中止するよう命令が下り…。
第4話「吠えるショットガン」
射撃場で練習した帰り、暴走族に絡まれたエリート商社員たち。
つきまとわれ恐怖にかられた彼らは、持っていたライフルで暴走族のメンバーを撃ってしまいます。
犯行現場に急行した黒岩は、生き残った暴走族のメンバーが逃走したことを知ります。
事件の目撃者となったメンバーが口を封じられるまえに保護しなければなりませんが、行方はわからず…。
第5話「野良猫の牙」
知り合った少女キコに、携行していた拳銃を奪われそうになった宮本。
逮捕されたキコは、何も話そうとはしませんでした。
調べてみるとキコは、暴走族メンバーの直美という少女となわばり争いをしていたことが判明。
直美の居場所を突きとめ話しを聞きに行ったところ、銀行強盗に使われた銃の弾丸を持っていることがわかり…。
第6話「東京・クライシス」
東京都知事あてに過激派グループ「加那の刃」から、脅迫状が届きました。
収監されている犯罪者の即時釈放と、五億円を渡せと言うのです。
断れば、東京を壊滅させるとも。
黒岩たちは、この犯人が大量のダイナマイトを手に入れたことを突きとめ…。
第7話「逃亡の滑走路」
三人組が銀行を襲撃。
逃亡する寸前だったひとりを、牧野たちが逮捕します。
ところが逃げおおせた別の者たちが、銀行の支店長の娘を人質に。
ラジコン爆弾を脅迫に使って、警察に拘束された仲間を引き渡すよう要求し…。
第8話「野獣の叛乱」
東洋商事の幹部たちが、相次いで何者かに射殺される事件が発生。
彼らは手形サギで、警察がマークしていた者たちでした。
調べてみると犯人は、完全武装した防衛隊レンジャー部隊の精鋭。
会社を倒産させられみずから命を断った父親の復讐のために、事件を起こしたのです。
ところが黒岩までも、この男の手に落ち…。
第9話「高層の狙撃者」
池辺組の大門らに、護送車が襲撃されます。
車に乗っていた警官も囚人たちも、重傷を負いました。
組長にケガを負わせた若杉という男を、大門たちは狙っていたのです。
虎田が追跡しますが、大門たちに襲われ人質になってしまい…。
第10話「狙われた部長刑事」
朝、黒岩の部屋に配達された牛乳に、強力な毒物が混入していました。
飲まなかったものの、昼間はライフルで狙撃された黒岩。
捜査の結果、過去に黒岩に逮捕された男が復讐のために黒岩を狙っていることがわかりました。
彼は黒岩への恨みから、精神を病んでいるようで…。
第11話「白の恐怖」
腹部を刺された男が、渋谷病院に搬送されてきました。
丸山は、“麻薬がらみの事件”だと考えます。
捜査課では、その男のクラブに上条を潜入させることにしました。
ところがクラブの事務所を探っているのを見つかった上条は、無理やり麻薬を使われ…。
第12話「狂犬」
殺人事件を起こした、暴力団組長・前尾の息子。
サイコパスの息子は、被害者のことより自分が逃げることだけを考えています。
黒岩に追われた息子は足を撃たれ負傷、逃亡の途中で宗方の友人の医師を脅迫しました。
宗方はこの友人を救出するために、要求どおり犯人の足の治療に向かったのですが…。
第13話「脱出路」
キヨコと名乗るちょっと奇妙な女が、黒岩を訪ねてきました。
“スナックを襲う計画があるが、それにはウラがある”という、理解に苦しむ話しを聞かせます。
黒岩は心に引っかかったものの、要領を得ない話しをするキヨコを帰しました。
ところがキヨコが話していたスナックに強盗が入り、その強盗団の中心ではキヨコがライフルをぶっ放しており…。
第14話「刑事が消えた」
本庁へ抜擢される者を城西署からひとり選定するという話しを聞き、大内はがぜんヤル気を出します。
そんななか麻薬取締官が殺害され、大内は情報をつかむため、なじみの男・安井をタレコミ屋として使うことにします。
ところがその安井も、大内との待ち合わせ場所で殺害されてしまい…。
第15話「報復」
暴力団の会長が、高級レストランでの食事の席で何者かに射殺されました。
同席していた坂田は、会長に恩義があり組のなかでNO.2と目されていることから、どうしても犯人を突きとめなければなりませんでした。
暴力団どうしの抗争に発展することを、危惧する黒岩。
決して報復など考えるな、と坂田に念を押しますが、立場上坂田は追いつめられていくのでした…。
第16話「殺人犯奪回要求」
5人組が現金輸送車を襲い、6億円を強奪しました。
主犯の権田は逃亡の途中で仲間を射殺、金を持って姿を消しました。
裏切られたことを知った生き残りの強奪犯は、黒岩たちに通報。
これにより、権田は逮捕されたのですが…。
第17話「誘拐」
会社社長・寺田のひとり娘が、何者かに誘拐されました。
誘拐犯から寺田家に、身代金を要求するビデオテープが送られてきます。
黒岩たちは金を受け取りに来た誘拐犯のひとり・岸部を泳がせ、一網打尽にしようとしました。
しかしネズミ捕りをしていた交通課に、岸部はスピード違反で捕まってしまったのです。
そんななか娘が、一度出血すると血が止まりにくい血友病であることがわかり…。
第18話「マフィア・ジャパン・スタイル」
中根組が神吉グループから、機関銃などを大量に購入するという情報がもたらされました。
他の刑事たちが出払っていたため、黒岩と虎田がふたりで中根組に向かいます。
ところが待ち伏せしていた神吉に、黒岩が拉致されてしまったのです。
やがて城西署に、留置場にいるミウラという男に一億円を持たせ釈放しろという電話がかかってきて…。
第19話「警官ギャング」
銀行強盗逮捕の模擬訓練で、犯人役になった宮本と虎田。
台本のとおりにスーパーの駐車場に車を停めたふたりは、いきなり乗り込んできた見知らぬ男たちに車をジャックされてしまいました。
この男たちは、亜細亜銀行城西支店を襲撃した本物の強盗犯。
焦る黒岩たちをよそに、強盗犯たちは宮本と虎田に横浜球場に向かうよう命令し…。
第20話「爆走・金塊トレーラー」
手配中の唐沢が、静岡で身柄を拘束されました。
虎田が引き取りに行きますが、護送中激しい銃撃を受けます。
唐沢と手錠でつながったままの虎田は唐沢もろとも、攻撃をしてきた者たちに拉致されてしまいました。
黒岩たちが捜査に乗り出したところ、唐沢の一味たちが、別の暴力団が密輸した金塊を強奪して逃亡したことがわかり…。
第21話「東京私設警察」
悪徳サラ金業者の松井が、城北署刑事を名乗る男たちに拉致されたすえ殺害されました。
ついで同業者の山崎も、松井を殺害した同じ犯人と思われる者たちに誘拐されました。
捜査の結果、以前はキレ者検事として名をはせ現在は弁護士をしている桐原の名前が浮上。
ところがこの桐原、黒岩のかつての先輩・ライバルであったことがわかり…。
第22話「横須賀ストーリー」
ある夜、井上という男が車で轢かれたうえ銃で撃たれ殺害される事件が発生。
銀竜会のチンピラが自首してきたものの、牧野は“彼らは犯人ではない”と主張します。
別の事件をかかえて忙しかった加川は、井上の事件だけに人を割くことはできないと再捜査を拒否。
しかし牧野は黒岩の許可を得て休暇を取り、真犯人の捜査をするため横須賀へ…。
第23話「女豹と刑事野郎」
新宿のバーの集金係が銃撃されました。
その店でバニーガールをしているという悦子に犯人を教えられた虎田は、銃撃戦のすえ犯人を倒しました。
悦子にほのかな恋心を抱くようになった虎田。
しかし黒岩は、悦子に強盗殺人で刑務所に服役している兄がいることから交際を反対します。
そんななか悦子の兄・一平が脱獄したことが判明し…。
第24話「冷血」
スーパーで、平凡な主婦が万引きをしているところに遭遇した丸山。
店員と話しをしているあいだに、丸山が止める間もなく主婦は外に飛び出し車に轢かれてしまいました。
渋谷病院に運ばれた主婦の検査結果から、彼女は覚せい剤の中毒者であることが判明。
主婦やOLを食い物にする、麻薬密売組織の存在が明らかになり…。
第25話「通り魔」
ビル解体現場で、暴行を受けて殺害された女性の遺体が発見されました。
同様の手口で殺害された女性は、この被害者で三人目です。
どの被害者も美人で派手な顔立ち、メイクも服装もバッチリ決まっている目立つ女性たちでした。
黒岩たちは数人の婦人警官をおとりにして犯人をおびき出そうとしますが、ひとりが襲われ重傷を負い、上条の拳銃も奪われてしまったのです…。
第26話「殺人予告」
ある日、時間と場所を明示したうえ男がひとり死ぬという電話が捜査課にかかってきます。
電話を取った黒岩がなぜそんなことがわかるのかと聞くと、相手は「俺が殺すからだ」と答え電話が切れました。
そしてその予告通りの時間と場所で男が銃で撃たれますが、なんとその被害者は自分の死亡診断書まで持っていたのです。
その後、第二・第三の”殺人予告”が…!
第27話「奪われたポリススペシャル」
覚せい剤の密売人たちを逮捕しようと、丸山と宮本がふたりで取引現場へ。
ところが丸山が発砲しケガを負わせることはできたものの、狙っていた高山は取り逃がしてしまいました。
報告を聞いた加川は、丸山の年令を理由に刑事を引退するように言います。
丸山は必死に高山の足取りを追いますが、今度は大切な拳銃を奪われてしまい…。
第28話「ブラックホール」
銀行強盗犯の桜木を確保した黒岩たちを、過激派グループが襲撃しました。
どうやら銀行のガードマンだった桜木と過激派が結託して金を強奪したものの、桜木がひとり占めしようとして仲間割れになったようです。
部下たちと離れてしまった黒岩は、過激派の追っ手を避けながら桜木とともに山中に身を隠すことに。
ところが桜木から金を奪還したい過激派は大物政治家の孫娘を誘拐、桜木と交換するように城西署を脅してきたのです…。
第29話「爆殺のプレリュード」
銀行を爆破・警備員をリモコン爆弾で爆死させ、3000万円を強奪した4人組が逃走。
グループを追い込んだ黒岩たちの目の前で、彼らのアジトが吹っ飛びました。
4人組には窃盗の前科がありましたが、爆弾にはまったく縁がなかった様子。
捜査の結果、銀行を爆破した爆弾を作ったのは梅垣という連続爆弾魔であることがわかり…。
第30話「けもの道」
銀座のホステスが、何者かに体の複数個所を刺される事件が発生。
いまわの際に「アイダ」と言い残したホステス、彼女は被害額1億円にものぼる銀行強盗を働いた坂本のオンナであったことが判明。
明日刑務所を出所する坂本を、徹底マークする黒岩たち。
そんななか、坂本逮捕のとき捜査にあたっていたのが捜査四課の相田(アイダ)刑事であることがわかり…。
第31話「マイナス18度の恐怖」
ライフルと実弾を盗んだ疑いで、美容師の大津を尾行する黒岩軍団。
逮捕状が出るのを待っている状態でしたが、そこに府中南刑務所に収監されていた大津の兄が脱獄したという連絡が入ります。
すると弟は兄と合流し、まわりを取り巻く刑事たちにライフルを乱射して逃走しました。
調べてみると大津兄弟は過去シージャック事件を起こし、それが原因で母を亡くしていました。
その事件を担当した加川に、復讐を誓っていたことがわかり…。
第32話「城西市街戦」
銃器密売グループの制圧に向かった黒岩たち。
追いつめたところで犯人のひとり・川田が、牧野の目の前でビルの屋上から飛び降りました。
マスコミは“牧野が突き落としたのではないか”と書き立て、牧野は一時休職処分に。
その後の捜査で、川田はだたの運び屋で密売の中心人物は五木という男であることが判明しました。
一方で牧野は独自に聞き込みをして真相をつかみかけていましたが、事件の黒幕に拉致されてしまい…。
第33話「最後通告」
暴力団・東都連合の若手幹部が殺害される事件が発生。
東都連合は関東一の勢力を持つ暴力団であることから、怨恨か物取りの犯行ではないかと推察されました。
しかし東都連合傘下の遊興施設や金融会社が相次いで襲撃され、金を強奪されます。
調べてみると東都連合会長・森戸の娘が誘拐されたことが判明、強盗事件はこの誘拐犯からの指示で行われたもので…。
第34話「ストリート・ガール」
風紀係の手伝いをすることになった宮本は、ひとりのストリート・ガールを保護しました。
しかし彼女は宮本から逃げ出し、その直後、拳銃の取引現場で発生した殺人事件を目撃してしまいます。
口を封じるため殺人犯は彼女を尾行、身柄を保護するためにやってきた宮本と銃撃戦になりました。
ところがこの事件はこれだけで終わらず、現金輸送車襲撃の計画までもが明らかになったのです。
第35話「野獣狩り」
脇田の協力を得て、東京最大の覚せい剤ルートをつぶすことになった黒岩軍団。
大内が脇田の家で待機していましたが、そこに拘置所の護送車から逃亡した三人組の男が押し入ってきました。
この三人組のひとりは、黒岩が2年がかりで逮捕した殺人鬼・有田だと判明。
大内と脇田の妻・子どもは銃を持った有田たちに監禁され、抵抗した大内は被弾、脇田の子どもは大ケガを負ってしまいます。
人質を救出するため、黒岩は牧野を脇田の身代わりにして有田たちのもとに送り込み…。
第36話「密告屋(たれこみ)」
牧野たちはオネエの情報屋・コマツからたれこみを受け、ヘロインの密売人逮捕に成功。
この密売人の影には解散したはずの暴力団・戸倉組がいることがわかり、さらなる捜査が続けられます。
ところがコマツの姿を戸倉組のひとりが目撃、彼が牧野の情報屋だということがバレてしまいました。
コマツは戸倉の部下たちに拉致され、激しい暴行を受けます。
そして黒岩軍団をおびき寄せるため、ニセの情報を牧野に流したのですが…。
第37話「頭取集団誘拐」
定例会議に集まっていた10人の大手都市銀行の頭取たちのうち、ひとりは銃で撃たれ残りの者は誘拐される事件が発生。
黒岩軍団の捜査が始まりましたが、頭取たちはそれぞれの銀行で政治献金として多額の現金を用意させたことがわかります。
通常では考えられない行動から黒岩は、銀行の事情に詳しい人物に脅迫されていると推測。
そんななか頭取のひとりと牧野が接触に成功、頭取たちが監禁されているバスを止めようとしたのですが…。
第38話「国際密輸ルート」
高級クラブでホステスをしていた女性が、射殺されました。
狙撃地点は撃たれた女性の同僚ホステスが住むマンションであることを割り出した黒岩たちは、犯人が“相当な射撃の腕の持ち主”であることを知ります。
一方犯行時間の直後に、某国の大使館ナンバーの車が走り去るのが目撃されていました。
撃たれた女性、狙撃地点となったマンションの部屋に住んでいる女性、ふたりを結ぶ線から、外交ルートでの麻薬密売網が浮上し…。
第39話「警官殺し」
大内の目の前で白バイ警官が狙撃され、駆け付けた別の警官たちのひとりもライフルで撃たれ重傷を負いました。
ふたりの男が逃走するのを目撃した大内に、黒岩は“大内刑事の代わりに警官を殺害する”と新聞の切り抜きで作られた脅迫状を見せます。
大内に恨みを持つ者の犯行だと推測されましたが、そんななか城西署に大内用の棺桶が配達されます。
葬儀社に事情を聞くと、棺桶を注文したのは右手が不自由な30代半ばの男であることがわかりました。
それを聞いた大内、2年前に発生した銃砲店強盗事件を思い出し…。
第40話「ドクター宗方の証言」
仕事帰りの宗方、前を走っていた車が突然蛇行運転を始めました。
止まっていたトラックにぶつかり車は停車したものの、宗方が運転していた女性を助け出してみると女性は大いびきをかいて眠りこけています。
宗方は脳溢血を疑い近くの病院に運びこみますが、途中見知らぬ車に邪魔をされ、あげく女性は息を引き取りました。
女性が服用していた薬から疑念を抱いた宗方は、女性の司法解剖をさせてくれるよう黒岩に依頼します。
そんななか女性の遺体を引き取りにきたのが、暴力団・二階堂組のヤクザであることがわかり…。
第41話「アメリカン・ポリス」
警ら中の虎田と上条は銃声を聞き、現場に向かうとガードマンが撃たれて倒れていました。
話しを聞くと「警官…」と一言言い残しガードマンは気を失ってしまいます。
なかに入るとそこは金融会社で、金庫が壊され現金を奪われたことがわかりました。
渋谷病院に運び込まれたガードマンは絶命しましたが、その前に「アメリカ…アメリカ…」と何度もつぶやいていたとのこと。
調べてみると犯行グループは、アメリカの警官のコスプレをして大型の白バイにのった三人組であることが判明し…。
第42話「シージャック強盗団」
ニトログリセリンを使った爆弾で、ひとりの警官が命を落とし多数のケガ人が出ました。
黒岩たちの捜査が始まり、犯人はニトロを作り出したうえ、今も相当な量を保有していると考えられました。
一方で、東京湾フェリーがジャックされる事件が発生。
ところがシージャック犯から黒岩に電話があり、ニトロ爆弾は自分たちの犯行であり残りのニトロはフェリーに積んだことを明らかにし…。
第43話「自動車泥棒」
虎田と牧野が逃走する軽犯罪者を逮捕し、黒パトまで戻ったところ、そこに停めていたはずの黒パトは姿を消していました。
虎田がキーをつけっぱなしにしていたために、何者かに盗まれたのです。
各地に検問がしかれ他の刑事たちも駐車場などをしらみつぶしにあたりますが、黒パトは発見できませんでした。
そのころ盗んだ黒パトに塗装を施し、売り飛ばそうとしていたふたりの男たちがいました。
黒岩はこの男たちと、警察無線で会話することに成功したのですが…。
第44話「テロルの仮面」
国際会議に出席する要人の護衛が殺害され、拳銃と身分証を奪われました。
国際会議を粉砕しようとする過激派の犯行と思われましたが、犯人は取り込み詐欺の前科がある外国人ファッションモデルのマギーと、故買屋の恩田らしいことがわかります。
実は彼らの狙いは、政界のフィクサー・桐山家に保管されているという世界有数の王冠であることが明らかになり…。
第45話「深夜の殺人者」
城西署管内で、二日続けて女子大生に対する暴行殺人事件が勃発。
犯人につながる手がかりはなく、血液型がAB型であることしかわかりませんでした。
そんななか国会議員の娘が、3人目の犠牲者となってしまいます。
捜査が進まないなか本庁から田代警視がやってきて、特別捜査本部を設置。
容疑者が浮かぶものの確たる証拠がないため、捜査課事務員の英子が女子大生に化け犯人をおびき出すことに…。
第46話「反逆の殺し屋」
あるサラ金業者に散弾銃や拳銃を持った強盗団が押し入り、大量の札束が入ったジェラルミンケースを奪って逃走。
翌日黒岩たちが現場を調べると、被害金額は12万円であると社員から報告を受けました。
疑念を抱いた黒岩は、このサラ金業者を調べるよう丸山に命じます。
そんななか以前から散弾銃を所持し銀行強盗を計画していたナカタという男の情報を仕入れた牧野と虎田は、女と同棲しているナカタ逮捕へ向かいました。
彼の部屋で4000万入りのジェラルミンケースを押収し、ナカタと女を城西署へ連行。
しかしパトカーから降ろされたナカタと女は、何者かに狙撃されたのです…。
第47話「脅迫者を消せ」
多くの生徒を乗せた東京城西自動車教習所のマイクロバスが、マシンガンを持った二人組に襲われました。
運転手、生徒あわせて10名が犠牲になってしまいます。
生徒たちもつながりがなく犯人の動機をつかみきれない黒岩は困惑していましたが、教習所からバスを襲った犯人から脅迫電話が入ったと連絡が。
話しによると犯行当日病気で仕事を休み命びろいをした、運転手の川口という男がいたことが判明。
黒岩たちが川口をマークするなか、彼が7年前に大阪で起きた郵便車襲撃強盗事件の被害者であることがわかり…。
第48話「囮作戦」
大病院の薬剤師が、自分の立場を利用して麻薬の原料となる薬剤を横流ししていました。
捜査課は手を引いたほうが…と懸念する加川をよそに、このネタをつかんだ牧野と覚せい剤の密造工場をつぶしたい黒岩は捜査続行を希望。
調べてみると古沢質店の経営者・古沢が、覚せい剤密造の技術を持っていることがわかります。
そんななか薬剤師の取引相手が殺害されますが、古沢にはアリバイがありました。
重要証人を失ってしまった黒岩は、古沢の背後にいる黒幕を暴くため、牧野を囮にして危険な潜入捜査を行うことに…。
第49話「黒岩軍団抹殺命令」(最終話)
ある日、「城西署黒岩軍団をひとりずつ殺す 全員抹殺する」と新聞を切り貼りした脅迫状が捜査課に届きました。
その脅迫どおり刑事たちが次々に狙われ、負傷していきました。
犯人につながる手がかりがないなか、黒岩のもとに「次はおまえの番だ」と言う電話がかかってきます。
自分が標的になり、犯人をおびき出す作戦に出る黒岩。
そこで容疑者として、コマツバラという名前が浮上します。
コマツバラとは、かつて黒岩がつぶした東友会幹部のひとり息子。
コマツバラのもとへ急ぐ黒岩たちは待ち伏せをくらい、手りゅう弾も飛び交う激しい銃撃戦に。
どうにか敵を倒した黒岩はコマツバラが警察無線を傍受していることを知り、自分の居場所をわざと知らせコマツバラと対峙することに…!
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