この記事では、ドラマ「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」のあらすじと見どころについてまとめています。
これから視聴を予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ドラマ「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」について詳しくご紹介します！
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」とは
Major new crime series #ViennaBlood based on the best-selling Liebermann novels is coming to @BBCTwo: https://t.co/BcqTWaJNHW pic.twitter.com/kv8q9mfRyT
— BBC Press Office (@bbcpress) August 16, 2019
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」概要
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」は、1900年代初頭のオーストリア・ウィーンを舞台にしたイギリス・オーストリアの犯罪ドラマシリーズです。
第1シリーズは、2019年11月18日にBBC Twoで初放送されました。
イギリスの臨床心理学者で作家のフランク・タリスさんの小説「Max Liebermann mysteries」をもとに製作された本作は、彼の境遇と経験に裏打ちされたリアリティあるミステリーに仕上がっています。
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」スタッフ
エグゼクティブプロデューサー
ヒラリー・ビーヴァン・ジョーンズ、カルロ・ドゥシア、ボー・ステマイヤー
プロデューサー
ジェレミー・スイマー、オリバー・オースピッツ、アンドレアス・カム
監督
ロバート・ドルンヘルム、ウムット・ダグ
脚本
スティーブ・トンプソン
撮影
シャオス・ハン、アンドレアス・タルハマー
音楽
ロマン・カリオロウ
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」キャスト
マックス・リーバーマン(演：マシュー・ピアード)
精神科病院に勤める研修医。
オーストリアが生んだ精神科医ジークムント・フロイトが提唱する分野に魅力を感じ、人間が持つ心の闇の研究に没頭している。
父親の友人であるシュトラッサー警察署長を通じて捜査協力をすることに。
犯罪心理学で犯人の人物像に迫っていく。
オスカル・ラインハルト(演：ユルゲン・マウラー)
ウィーン警察レオポルトシュタット署に勤務するベテラン警部。
まっすぐな性格だが、短気なところも。
ここ最近は刑事としての結果を出しておらず、上司の信頼を失いかけていた。
初めのうちはマックスのことを毛嫌いしていたが、次第に能力を認め助言を求めるようになる。
ひとり娘を失っており、妻とは別居中。
マックスの家族
メンデル(演：コーンリース・ヒル)
マックスの父親、やり手実業家。
息子が医者として立派にひとりだちすることを望んでおり、得体の知れない心理学に心酔していることを快く思っていない。
レイチェル(演：アメリア・ブルモア)
マックスの母親。
愛情深い女性で、息子が希望する進路にも寛大。
クララと息子との結婚を後押しする。
レア(演：シャーリーン・マッケンナ)
マックスの姉。
夫は軍人だったが戦死し、息子ダニエルをひとりで育ててきた。
クララとは友人であり、マックスがクララを傷つけるのではないかと心配している。
ダニエル(演：ルイス・アウエ)
レアの息子、マックスの甥。
士官学校の寮で暮らしている。
クララ・ヴァイス(演：ルイーゼ・フォン・フィンク)
マックスの婚約者、明るく闊達な女性。
研究ばかりで心の奥を見せようとしないマックスに不安を感じていたが、プロポーズされ喜びとともに安堵した。
ウィーン警察関係者
アウグスト・シュトラッサー(演：サイモン・ハッツル)
レオポルトシュタット署署長。
マックスの父メンデルの友人であり、オスカルの上司。
結果を出せていないオスカルを、捜査から外そうとする。
フォン・ビューロー(演：ラファエル・フォン・バルゲン)
野心家の警部補。
上の者に取り入るのが上手く、隙あらばオスカルを蹴落とそうと考えている。
オスカルの家族
エルゼ(演：クリスティーナ・ヴァンガード)
オスカルの、別居中の妻。
グリューナー教授(演：オリバー・ストコウスキー)
マックスが勤務する精神科病院の医師で、マックスの指導医。
電気ショック療法で、患者を治療しようとする。
自分の言うことを聞かずフロイトの講義に通うマックスを、快く思っていない。
アメリア・リドゲイト(演：ジェシカ・デ・ガウ)
博物館で修復の仕事をしている、英国人科学者。
過去につらい経験をし、パニック発作を起こすことがあったが、マックスの治療を受けて完治する。
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「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」の全話あらすじ
Period crime drama #ViennaBlood stands out as a unique European project, an adaptation of Frank Tallis’s novels produced in English for German and Austrian broadcasters. DQ finds out more. The three-parter begins on #BBCTwo on Monday, November 18.https://t.co/Qi358YlUAz pic.twitter.com/hQTKQSrnvk
— Drama Quarterly (@DQDAILY) November 14, 2019
第1話
フロイトが切りひらいた新しい技術に傾倒する、研修医マックス。
ある日マックスは、ひょんなことからウィーン警察のベテラン警部オスカルに請われ殺人事件の捜査に参加する。
恋人のクララと出かけた展覧会で突然卒倒した博物館職員のアメリアを助けたことから、マックスの観察眼を見込んだオスカルが意見を求めてきたのだ。
今回の殺人事件の被害者は霊能者だったようで、マックスは彼女の部屋の捜索に赴く。
そこでマックスは、被害女性が霊能者のふりをした詐欺師であることを見抜いた。
殺人犯が被害者に強要して書かせた遺書には「私たちは…」と書かれた跡があり、検視の結果、女性が妊娠していたことがわかる。
また撃たれたあとがあったものの、体内には弾丸が残っておらず射出口も見当たらなかった。
そんななか被害女性の名前が判明する。
第2話
被害女性シャルロッテと共謀して”降霊会”を開いていた奇術師オットー・ブラウンが、殺人容疑で連行された。
しかしマックスはオットー犯人説に納得せず、裕福な人物の犯行であると推測する。
そんななかシュトラッサー署長の命令でオットーは釈放されたが、彼が住み込んでいた劇場で何者かに殺害された。
そしてオットーの部屋で見つかったメモから、”降霊会”に参加していたメンバーが明らかになった。
そこに名前が挙がっていた、市長の支援者ヘルダーラインを取り調べたオスカル。
ところが捜査に抗議するため、鉄鋼会社を経営するブルクミュラーが警察署に乗り込んできた。
しかしマックスとオスカルは、ヘルダーラインが何かを知りつつ隠していると確信していた。
第3話
マックスとクララの婚約パーティの席で、殺人事件の知らせが舞い込む。
マックスはクララの許しを得て、オスカルとともに現場となったシュピッテルベルグの娼館へ向かった。
そこでは3人の娼婦が無残に殺害されていたが、そのなかのひとりヨゼフィーネだけはベッドに横たえられ、手には十字架を握らされていた。
ヨゼフィーネに執着していた常連客ヴィクトル・クリュルが浮上、オスカルはヴィクトルを逮捕する。
殺人事件が早期に解決し安堵していた警察だったが、ヴィクトルの母親は息子の無実を主張した。
ヴィクトルは障がいがあり、幼児ほどの理解能力しかないのだという。
しかしヨゼフィーネが握っていた十字架はまちがいなくヴィクトルのものであり、そのうえ彼の部屋からは血染めの衣類が見つかった。
警察ではヴィクトルを起訴し記者会見で公表したが、マックスは真犯人は別にいると考える。
第4話
マックスの依頼でヴィクトルの衣類の血痕を調べたアメリアは、これが動物の血であると結論付けた。
しかし刑務所内で乱暴者たちの制裁を受けたヴィクトルが、殴り殺されてしまう。
しかもその騒ぎのなか鶏肉店の店主が殺害される第二の殺人事件が発生し、ヴィクトルの無実が証明される。
遺体のそばには、ルーン文字が残されていた。
マックスは一連の殺人が、オペラ「魔笛」になぞらえられていることに気づく。
第5話
士官学校の寮で生活していたマックスの甥ダニエルが、自傷行為に及んだ。
ダニエルの体には複数のあざが残っており、マックスはオスカルに頼んで士官学校に同行してもらうことに。
学校では校長や副校長が暴行を否定、しかし舎監のランクは10日前に別の生徒が川で溺死したことを打ち明けた。
士官学校の卒業生でもあるビューローはだたの事故として処理していたが、オスカルは事件捜査をやり直すと主張した。
溺死した生徒ゼレンカの手のひらには、やけどの跡があった。
他の生徒たちにも、同じものが確認される。
ランクは礼拝堂の地下で、長らく邪悪な儀式が行われているのだと話した。
一方クララとの婚約を解消したマックスは、ある人のもとを訪れて自分の心の内を告白する。
しかし相手は、マックスを冷たくあしらうばかりだった。
第6話(最終話)
マックスはゼレンカが肖像画のレッスンを受けていたことを知り、彼が書いた絵を発見する。
肖像画のモデルは、副校長の娘だった。
その後マックスは、生徒たちが使っている暗号の祈りのことばを解読、標的に選ばれた生徒に暗号の手紙が送られていたことをつかむ。
マックスとオスカルは秘密の儀式の場に乗り込み、生徒たちを逮捕した。
しかし副校長の娘の恋人は、逮捕された生徒たちのなかのひとりではなかったことが判明する。
一方シュトラッサー署長の手のひらにも、生徒たちと同じやけどの跡があった。
彼もまた、士官学校の卒業生だったことがわかる。
署長の後任に、オスカルが選ばれることはなかった。
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「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」の見どころ
Period crime drama #ViennaBlood stands out as a unique European project, an adaptation of Frank Tallis’s novels produced in English for German and Austrian broadcasters. DQ finds out more. The three-parter begins on #BBCTwo on Monday, November 18.https://t.co/Qi358YlUAz pic.twitter.com/vI03Mp9km4
— Drama Quarterly (@DQDAILY) November 14, 2019
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」はオーストリアのウィーンを舞台にしたドラマシリーズであり、研修医とベテラン警部の奇妙なバディが紡ぐ推理劇です。
このシリーズは土地柄と登場人物の魅力を存分に引き出しながら、私たちを引き込む複雑なミステリーと深いキャラクター描写が特徴です。
キャラクターの魅力
研修医のマックスは、精神科病院で働く若き研修医です。
彼は抜群の頭脳と鋭い観察力を持ち、犯人を追い詰めるために緻密な考察と専門的な知識を駆使します。
当時の電気ショック治療を”古いもの”と考え、フロイトに傾倒し心理学を学ぼうとするマックス。
心の病は今でこそ認知されるようになりましたが、当時はあやしげな学問(とも認められていなかったかもしれません)と思われていたのです。
彼の冷静で理論的なアプローチは、オスカルとの対照的な性格とも絶妙なバランスを形成しています。
マックスというキャラクターは、未知の事件の解明過程をより興味深く見せる役割を果たしていると言えるでしょう。
またベテラン警部のオスカルはウィーン市警のベテラン警部で、長年の経験と本能に基づいた捜査を得意としています。
情熱的かつ直感的であり、常に事件の核心に迫ることを目指します。
彼のまっすぐな言動と独自の捜査スタイルはマックスとの奇妙なバディ関係を形成し、事件を解決する度に彼らの絆が深まる様子が描かれています。
ふたりが協力して複雑な事件に挑む姿は、ミステリードラマの醍醐味を提供してくれていますね。
ストーリーの魅力
本作は、時代背景や緻密なストーリーテリングが私たちの興味を強く惹きつけます。
高い緊張感とサスペンスに満ちた各エピソードで描かれる事件は予測不能な展開が続き、決して飽きさせることがないのです。
細部まで練り込まれたプロットラインや、キャラクター同士の会話のひとつひとつに至るまでの伏線は見事に絡み合っています。
これにより物語の世界観に完全に引き込まれてしまいますね。
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」みんなの感想は？
『Vienna Blood(ヴィエナ・ブラッド)』S1、ep1で容疑者を追い掛けて街中を走り回って「これが普通？」とオスカルに尋ねるほどバテてたマックスが、ep6では普通に夜の学校を走り回り、塔を駆け上っていて、オスカルの世界に慣れたんだな〜とマックスの成長を感じられる。
— kohaku (@tekitohniikou) August 4, 2024
いつも、ちょうどよい感じのサスペンスドラマや映画を探してるのだが、アマプラで見つけた「Vienna Blood／ヴィエナ・ブラッド」がおもしろい。おっさんとインテリ青年のバディがいい感じだ！
— mugiko (@mugiko_15) April 26, 2024
ヴィエナ・ブラッド。1900年代のウィーン。まだ異端だったフロイトに傾倒する研修医のマックスが、精神分析を駆使しながら殺人事件の捜査に挑む。BS12でたまたま観たのだが、マックスが婚約者との結婚に踏み切れなかったり、神経症の女性に惹かれたりとか、登場人物への精神分析的アプローチが面白い。
— 桑原雑 (@ashzashwash) November 20, 2023
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」についてまとめ
「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」は、1900年代初頭のオーストリア・ウィーンを舞台にしたイギリス・オーストリアの犯罪ドラマシリーズです。
第1シリーズは、2019年11月18日にBBC Twoで初放送されました。
研修医と警部の奇妙なバディの魅力と、張り詰めたサスペンスが融合した、見逃せないドラマシリーズ「ViennaBlood／ヴィエナ・ブラッド」。
ウィーンの歴史的背景とともに、物語が進むにつれて深まるキャラクターの描写も見どころのひとつだと思います。
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