無人島にたった一人。
耐えられないほどの孤独のなかで出会ったのは、「死体」!
そんな前代未聞の内容で、見る人の度肝を抜いた映画「スイス・アーミー・マン」の紹介です。
メインキャストの一人メニー役(という名の死体)を演じたのは、ダニエル・ラドクリフさん。
そう、あのハリー・ポッターシリーズでおなじみですね。
でも、この作品を見るときは、そのイメージは捨ててください(;’∀’)
ストーリーの意外性に目を奪われがちですが、画面いっぱいに広がる映像美はすばらしいです。
試写会では、あまりに奇抜なため途中で席を立った観客もいたとのこと。
しかし「人生とは?生きるとは?」と問いかける内容に、思わず考えさせられます。
今回は、映画「スイス・アーミー・マン」についてホリサゲます!
「スイス・アーミー・マン」とは
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— Swiss Army Man (@SwissArmyMan) October 8, 2016
「スイス・アーミー・マン」キャスト
「スイス・アーミー・マン」スタッフ
「スイス・アーミー・マン」作品概要
2016年のアメリカのドラマ映画です。
監督と脚本を務めたシャイナート&クワンのダニエルズは、初めての映画監督。
しかしこれまでに二人は、ミュージックビデオやショートフィルムなどで経験値を積んできました。
トヨタのCM制作も、手がけたことがあるそうです。
監督・演出・撮影だけではなく、必要があれば自分たちも出演することもあるのだとか。
まさに万能なコンビなのですね。
彼らが持つ独特の世界観は、この作品のなかでもいかんなく発揮されています。
「スイス・アーミー・マン」のあらすじ
乗っていた船が事故にあい、ただ一人無人島に取り残された男・ハンク。
孤独に耐えかね、自ら命を絶とうと決意します。
まさに首を吊ろうとしていた矢先、浜辺に男が打ち上げられているのを発見しました。
自分以外の人間を見るのは、何日ぶりでしょう。
ハンクは、思わず男に駆け寄りました。
しかし着衣も乱れ青白い顔をしている男は、呼吸をしていません。
せっかく友達になれるかと思った男が、死んでいるとわかったハンク。
絶望のあまり泣き叫んでしまいますが、そのとき男の体内で奇妙な音がしました。
まるで腸が活動して、ガスがうごめいているような音です。
ハンクがしばらく見つめていると、男は連続して大きなオナラを発し、そのまま海へと動き出しました。
そのオナラを推進力として、海面を滑り出したのです。
ハンクはあわてて男にしがみつき、まるでジェットスキーのように海上を移動。
いつまでそうしていたでしょうか、ふと気がつくと砂浜に打ち上げられており、目の前にはスナック菓子の袋が。
ハンクは、これまでいた無人島から脱出できたことを知ります。
喜び勇んで助けを呼びに行きかけますが、そこに横たわっていたのはここまで自分を連れてきてくれた「死体」。
ハンクはその男を見捨てていくことができず、背負ってがけを登り始めました。
いっしょに野宿した翌日、死んでいたはずの男は「メ…ニ…」と自分の名を発したのです。
ハンクは驚いたものの、仲間ができたことをとても喜びました。
こうして一人の人間と一体の死体が、奇妙なサバイバル生活を始めることになったのですが…。
「スイス・アーミー・マン」の見どころ
ざっとあらすじを書いてみましたが、読んでくださった方はあまりの奇妙さに首をかしげているかもしれませんね(笑)
ダニエル・ラドクリフさんが「死体」を演じたことで、前代未聞と言われた作品です。
私も世界観がわからず、何度も見直しました(;・∀・)
奇抜なシーンの連続ですが、語られているのは深い友情と人間模様。
実は、とても切ない内容なのです。
ポール・ダノさん演じるハンクは、自分に自信が持てず引っ込み思案。
情けないほど弱々しい男性ですが、メニーとの生活のなかで本当の自分を見つけます。
そしてメニーは、どうして自分が死体となったのかさえわからず、まるで生まれたての赤ん坊のように無垢。
ハンクが語る理想の人生をそのまま吸収して、生きる目標にしようとします(死んでいるんだけど)
ハンクとメニーがお互いに刺激を与えながら、足りない部分を補い合いながら。
メニーが死体であるというだけで、二人の友情は本物だったのかもしれません。
ストーリー設定に拒否感を持つ方もいるかもしれませんが、実は繊細な内容なんだと思います。
「スイス・アーミー・マン」についてまとめ
はじめから下ネタ満載で、バカバカしいシーンばかり(笑)
しかし、死体と心を通わせる(?)という斬新な内容は特筆すべきこと。
ダニエル・ラドクリフさんがハリポタのイメージから脱するに余りある、すごい映像だと思います。
またポール・ダノさんだからこそ表現できた、ハンクの苦しみや悲しみ。
ほぼ二人しか登場しない作品ですが、だからこそ深みを感じられるセリフ回しが刺さります。
ちなみに「スイス・アーミー・マン」とは、万能サバイバルナイフにちなんだタイトル。
腕を斧のようにして倒木を切ったり、口に含んだ小石を銃弾のように吐き出し野生動物を仕留めたり。
メニーはまるで万能のスイス・アーミー・ナイフのように、何でもできてしまうんです。
ラストまで目が離せないのは、最後の最後で心にストンと落ちるから。
ぜひ、集中して見ていただきたい作品です。
「スイス・アーミー・マン」のフル動画を見るには?

この作品を見てみたいけど、どうしたらいいかしら…。
「スイス・アーミー・マン」、DVDやBlu-rayで見るのもいいのですが、動画配信サービスの視聴がおすすめです。

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