「カヌレ」というお菓子を知っていますか?
あ~懐かしいわぁ♪と思った方は、おそらく筆者と同世代でしょうね。
「カヌレ」は、コロンとしたかわいらしい見た目と深い味わいで1990年代後半から第一次カヌレ・ブームが、2010年代に入ってフルーツや抹茶など味にバリエーションを持たせた日本独自の第二次カヌレ・ブームが発生。
そして現在、その第二次カヌレ・ブームが熾火(おきび)のように長く続くなかで、再びブームが再燃し始めていると考えられています。
と言いますか、「カヌレ」の人気はずーっと止まっていなかったということなのでしょうね。
今回は、フランスの伝統菓子「カヌレ」についてホリサゲます!
そもそも「カヌレ」ってどんなものなの?

カヌレ・ド・ボルドー
「カヌレ」とはフランスの洋菓子で、正式な名前を「カヌレ・ド・ボルドー(cannelé de Bordeaux)」と言います。
その名のとおり、フランス・ボルドー地方にあるボルドー女子修道院で、古くから作られていました。
・蜜蝋を入れること
・「カヌレ型」と呼ばれる小さな焼き型を使うこと
そもそも「カヌレ」とは、溝のついた、という意味だそうで、「カヌレ」の形を見ると一目瞭然ですよね。
外側はカリッと香ばしく堅めに焼かれており、内側は鮮やかな黄色のカスタードクリームが蜂の巣のように固まっています。
牛乳・砂糖・バター・小麦粉・ラム酒、そして卵。
「カヌレ」はこれらの材料を惜しげもなく使われていて、そのしっとり・もっちりした食感は他のお菓子にはまねできないものなんです。
生地を焼くときにカヌレ型の内側に蜜蝋を流し込み、蜜蝋の膜を作ります。
そのため、焼き型から離れやすくなります。
そして何より、あの「カヌレ」独特のカリッとした食感と深いツヤを、蜜蝋が引きだすんですね。
アクセルはカヌレ型を手に入れた‼︎ pic.twitter.com/qHyRc6tCWr
— NEXTaxel702 (@702NextAXL) July 3, 2021
ワイン作りが盛んなフランス・ボルドー地方では、ワインの澱(おり)を取り除くため、大量の卵白を使っていました。
そのときどうしても余ってしまう卵黄の使い道として作り出されたお菓子が、「カヌレ」の起源と言われています。
17世紀ごろ「カヌレ」は大人気を博し、20世紀にはボルドー地方の郷土菓子として定着したそうです。
今では、伝統的な「カヌレ」を保存するために同業組合も存在するそうですよ。
ボルドーではワインの澱を取り除くコラージュ(清澄工程)で鶏卵の卵白を使用しており、大量の余った卵黄の利用法として考え出されたものという[2][3][4]。現在、伝統的なカヌレを保存するための同業組合も作られ、ボルドーには600以上の製造業者がいる[5]。
引用元:ウィキペディア フリー百科事典(https://ja.wikipedia.org) カヌレ
最終更新:2022年6月2日 09:39 (UTC)
アクセス日時:2022年6月9日 14:49(日本時間)
「カヌレ」のながーい人気の秘密は?
フランスの一地方の郷土菓子に過ぎなかった「カヌレ」。
最初のブームは1990年代に起こりました。
フランスの高名なパティシエであるピエール・エルメさんが、パリで紹介したことから人気に火が付いたんですね。
#PierreHermé was appointed President of the #CoupeduMondedelaPâtisserie this week! He succeeds #GabrielPaillasson, holder of two “Meilleur Ouvrier de France” #MOF distinctions, who founded the contest @CMP_Lyon 30 years ago. More details on https://t.co/XYJhqAwnh6 #CMP pic.twitter.com/CYIKRMNI7R
— Pierre Hermé Paris (@PierreHerme) September 20, 2019
その後日本にも上陸、大人気となったのです。
販売した店では「カヌレ」を手に入れようとする客の行列が長くのび、大きな話題となりました。
その第一次カヌレ・ブームが若干下火になってからも、洋菓子店では「カヌレ」が作り続けられました。
そして現在、「進化したカヌレ」が第二次カヌレ・ブームをけん引しています。
クラシックタイプの「カヌレ」ももちろんおいしいのですが、伝統を重んじながらも
クリームやチョコレートでかわいらしくデコレーションしたものや
フルーツや抹茶・ゴマなどを練り込んだ、独創的な「カヌレ」が登場。
いわゆる『SNS映え』するビジュアルを誇る「カヌレ」が、人気の秘密となっているのです。
『カヌレ ショコラ』。
ココアパウダーを配合すると、見ための色とは違いショコラの味が薄くなります。
ショコラを沢山配合しようとすると、内層が詰まったり分離したり。それを経験による配合の妙で、カヌレに仕立ててます。
生チョコを思わせるくらいの味わいを是非どうぞ。 pic.twitter.com/RbUENdu4nI— 坂下寛志/bien Bake (@Sakashita_h) July 5, 2021
本日もたくさんのカヌレを焼いてお待ちしております?
焼きたては店舗のみ!#肉球カヌレ#名古屋市緑区#左京山駅徒歩5分#モンプティプッサン
○クール冷凍便の通販はこちら
↓楽天市場店https://t.co/jQJ2vNgdgl
↓Yahoo!ショッピング店https://t.co/cf50MEXRuN pic.twitter.com/LsrMa6sbXU
— モン・プティ・プッサン (@mppoussinNAGOYA) July 2, 2021
こんにちは‼
最近当店で、ひそかに人気になりつつあるカヌレ‼
食感が特徴的な古典菓子でして、
わたくしの語彙力では上手くご説明
できません‼?
是非一度お試しください‼よろしくお願いいたします‼#函館ふうげつどう #カヌレ pic.twitter.com/A6dryZ00bo— ふうげつどう (@iuoQza4i9w27C3e) July 1, 2021
芦屋に最初に誕生し、今も地元から愛される人気の洋菓子店「ダニエル」。ダニエルでは、フランス・ボルドー地方の郷土菓子のカヌレを、食べやすいプチサイズにアレンジ。しっかり焼くことで、外側はカリッと、中はもっちりした食感が味わえます。https://t.co/DXG3X2yfko pic.twitter.com/1tBTsg8Z8p
— ことりっぷ (@cotrip_twi) July 2, 2021
「カヌレ」についてまとめ

「カヌレ」の歴史や魅力をご紹介しましたが、『実際に食べてみないとわからない!』という方も多いことでしょうね(笑)。
お近くのスーパーやコンビニでも、売場で目にすることが多くなった「カヌレ」。
最近は「カヌレ」を自宅で気軽に楽しめるように、ネット通販が人気です。
バリエーション豊かになった現代版の「カヌレ」、お気に入りの逸品を見つけてくださいね。
「カヌレ」の進化ぶり、ボルドーの修道女さんたちも驚くほどかもしれませんよね。
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