この記事では、ドラマ「怪物」のあらすじと見どころについてまとめています。
「ネタバレ」はありませんので、最後まで安心してお読みくださいね(^^♪
それでは、ドラマ「怪物」について詳しくご紹介します!
「怪物」とは
[괴물] 이동식(#신하균)경사🚔 스페셜 포스터 공개★
“여긴, 비밀이 없어”
다 지켜보고 있는 이동식(#신하균)경사🔭신하균 x #여진구, 심리 추적 스릴러<#괴물>
🔦2월 19일 [금] 밤 11시 첫 방송 pic.twitter.com/8VjeHiFpH7— @jtbclove (@jtbclove) February 5, 2021
「怪物」キャスト
イ・ドンシク(演:シン・ハギュン)
マニャン派出所巡査部長。
地域の住民たちに慕われている親切な警官。
20年前の事件で、トラウマを抱えている。
ハン・ジュウォン(演:ヨ・ジング)
ソウル地方警察庁外事係所属の精鋭捜査官だったが、ある事情からマニャンに赴任を志願。
20年前の事件の容疑者では?とドンシクを疑い、ひそかに周辺を探っている。
ナム・サンベ(演:チョン・ホジン) マニャン派出所所長、定年間近。
チョ・ギルグ(演:ソン・サンギュ) 巡査部長。
ファン・グァンヨン(演:ペク・ソグァン) 警部補。
オ・ジフン(演:ナム・ヨンス) マニャン派出所の最年少巡査、ジファの弟。
パク・ジョンジェ(演:チェ・デフン)
ムンジュ警察署捜査支援チーム警部補。
ドンシクの親友、母は市議会議員のト・ヘウォン。
オ・ジファ(演:キム・シンロク)
ムンジュ警察署強行犯罪課チーム長。
ドンシクとは小学校から高校まで同級生だった。
元夫は、JL建設社長イ・チャンジン。
カン・ドス(演:シム・ワンジュン) ムンジュ警察署強行犯罪課刑事、ジファの部下。
チョン・チョルムン(演:チョン・ギュス) ムンジュ警察署長。
ト・ヘウォン(演:キル・ヘヨン)
ムンジュ市議会議員、次期市長を狙う野心家。
息子ジョンジェとは関係がうまくいっていない。
イ・チャンジン(演:ホ・ソンテ)
JL建設社長、ジファの元夫。
ムンジュ市再開発を実行するため、「街づくり委員会」の委員長も務める。
カン・ジンムク(演:イ・ギュヒ)
マニャンスーパー(雑貨店)の店主、娘ミンジョンを溺愛している。
ドンシクの母の世話もしており、ドンシクの兄のような存在。
カン・ミンジョン(演:カン・ミナ)
ジンムクの娘、ドンシクとも仲が良く姪のような存在。
ある日、切断された指を残して失踪する。
ユ・ジェイ(演:チェ・ソンウン)
マニャン精肉店兼焼肉店の店主。
20年前に失踪した母親を探している。
ハン・ギファン(演:チェ・ジノ)
ジュウォンの父で中央警察庁次長、次期長官と目されている。
冷酷で厳しく、息子と確執がある。
クォン・ヒョク(演:パク・ジフン)
ムンジュ検察庁検事。
ジュウォンの高校時代の家庭教師。
イ・ユヨン(演:ムン・ジュヨン)
20年前に切断された指を残して失踪した、ドンシクの双子の妹。
他
「怪物」スタッフ
製作総指揮
パク・ジェサム、キム・ジウ
プロデューサー
パク・ウラム、キム・ボルム
監督
シム・ナヨン
脚本
キム・スジン
撮影
チャン・ジョンギョン、クォン・ビョンス
音楽
ハ・グヨン
「怪物」の概要
「怪物」は、2021年2月19日から全16話にわたって韓国JTBCにて放送されたスリラーミステリー・ドラマです。
本作のプロットは、韓国で実際に起こった華城連続殺人事件にインスピレーションを受けた映画「殺人の記憶」(2003)に類似点を感じます。
製作側は単なるフィクションとしていますが、これらのことをリスペクトしているのではないかと思われます。
「怪物」の原題は「괴물」、英題は「Beyond Evil」。
誰もが顔見知りの小さなコミュニティで起こった、恐ろしい猟奇殺人事件。
地域の人全員が、何かを隠し、誰かをかばっています。
丹念に表現される、キャラクターの感情。
抑制された怒りと悲しみ、そして疑念の表現は、まれに見る芸術性の高い映像になっています。
「怪物」のあらすじ・全話紹介
[괴물] 한주원(#여진구) 경위 스페셜 포스터 공개★
“넌, 내가 잡는다”
탐색전 시작한 한주원(#여진구) 경위🔦#신하균 x 여진구, 심리 추적 스릴러<#괴물>
🔭2월 19일 [금] 밤 11시 첫 방송 pic.twitter.com/yILI7Mwhxc— @jtbclove (@jtbclove) February 5, 2021
第1話「現れる」
ムンジュ市マニャンに住む女子大生イ・ユヨンが、自宅の庭先に切断された指先を残して失踪する事件が発生。
彼女は見つからないまま、20年が経ってしまいました。
ユヨンの双子の兄ドンシクは、妹を見つけるため警察官になってマニャン派出所に勤務しています。
そこに、エリート捜査官のハン・ジュウォン警部補が赴任してきました。
ドンシクとはまったくウマが合いませんでしたが、ナム・サンベ所長の命令でバディを組むことに。
そんななか認知症の老人が姿を消したと通報があったふたりは、広大な葦原に探しに行くことになり…。
第2話「消える」
老人を捜しに行った葦原で、指先を切断された白骨遺体を発見したドンシクとジュウォン。
ふたりは、取り調べを受けることになりました。
遺体を発見したときのジュウォンのただらなぬ様子に、ドンシクは「身元を知っているのでは」と問い詰めます。
しかしジュウォンは、口を閉ざしたままでした。
そんななかジュウォンは、20年前のユヨンとパク・ジュソン失踪事件について独自に捜査を始めます。
ところが事件に関する調書が、すべてなくなっていることに気づきました。
一方マニャンスーパー店主カン・ジンムクの娘ミンジョンが何日も帰ってこないと聞いたドンシク。
彼女を捜しにソウルまで行くことになり…。
第3話「笑う」
ドンシクはミンジョンを保護しましたが、派出所を抜け出したミンジョンは再び行方がわからなくなりました。
心配するドンシクは、マニャンスーパーの店先で切断されたミンジョンの指先を発見します。
現場に居合わせたジュウォンとともに、ドンシクはムンジュ署で参考人として取り調べを受けることに。
被害者ミンジョンと親交があるジファが捜査を担当することに、ジュウォンは激しく反発します。
一方ミンジョンのにおいを追っていた警察犬が、シムジュ山で携帯電話を発見します。
それは架空名義で契約された飛ばし携帯で、ジュウォンにメールを送信した記録が残されており…。
第4話「泣く」
自宅の地下室からミンジョンの血痕が見つかったため、ドンシクはミンジョン失踪事件の容疑者として緊急逮捕されました。
しかし見つかった血痕はたった一滴、「犯行現場は別のところだ」と考えるジュウォン。
血液が見つかっても不思議ではないジェイの店「マニャン精肉店」を捜索することに。
ところがミンジョンが失踪した夜、ジョンジェがいっしょにいたことがわかってドンシクは釈放されました。
実は20年前にドンシクが逮捕されたときも、ジョンジェがドンシクのアリバイを証言していたのです。
その証言のおかげで、ドンシクは釈放された過去があったのでした…。
第5話「だまされる」
メディアの前で、「20年前から連続殺人事件が起こっている」と主張するジュウォン。
ところがジュウォンの父親であり中央警察庁次長ハン・ギファンが急遽記者会見を開き、これを否定します。
一方いまだミンジョンが見つからないジンムクでしたが、ムンジュ市再開発に関係する住民集会に出席。
「娘のせいで市の再開発が遅れるのを、私は望んでいない」と発言します。
ジンムクの本意ではないと考えたドンシクは、彼を止めるために集会に乗り込むことに。
そこにはJL建設社長イ・チャンジンと、再開発を推し進めるト・ヘウォン市議会議員がいました。
イ社長やト議員のボディガードに止められたドンシクは反発、大騒ぎになってしまい…。
第6話「だます」
ドンシクはジンムクから、“ジュウォンの電話番号を教えてほしい”という連絡を受けました。
ミンジョン失踪事件の捜査を、直接依頼しようとしたのです。
ジンムクから詳細を聞くことになったジュウォンは、彼の発言を録音することにしました。
その後ムンジュ署の防犯カメラの映像を、ジュウォンは入手します。
防犯カメラの録画を管理する部屋の入退室記録を確認したジュウォン。
するとナム・サンベ所長が、捜査記録を保管している書庫とその周辺の廊下の映像を消去していたことが判明。
問い詰めたジュウォンに、「一度だけ見逃してほしい」と所長は言うのでした…。
第7話「釣る」
ジンムクの携帯電話に失踪したミンジョンからメールが届き、いっしょにいたジファたちは驚がくします。
そんななか、ミンジョンがいなくなった当夜のことを思い出したと言うジンムクに、ドンシクとジュウォンは呼び出されました。
一同で食事をしていたさなか、ジェイがいなくなったと聞いたふたり。
ジェイに事情を聞くため、マニャン精肉店に向かいます。
そこにジフンがあらわれ、ジョンジェが逮捕されたと話しました。
ドンシクは、留置場のジョンジェに会いに行ったのですが…。
第8話「釣られる」
ミンジョンの殺害などの容疑で、ジンムクが逮捕されました。
ただジンムクは、自分の罪を認めようとはしません。
しかし、ドンシクとジュウォンにだけは話すというのです。
ジンムクを取り調べることになったドンシクは、ミンジョンがジンムクの実の娘ではないと言い放ちました。
それを聞いたジンムクは激しく怒り、ドンシクの首を締めようとしました。
ジュウォンはミンジョンを殺害したとされる日の前日、ジンムクが訪れていたプサンをたずねます。
そこでジンムクの妻ユン・ミヘを探そうと考えたのでした…。
第9話「浮かぶ」
ミンジョン殺害の取り調べを受けていたジンムクが、留置所で命を落としました。
それから3ヶ月経ち、休職中だったジュウォンがマニャン派出所に帰ってきました。
ときを同じくして、行方がわからなくなっていたジェイがムンジュ署に出頭。
ジンムクが命を落とした日ムンジュ署に向かう自分の姿が映った映像がある、と何者かに脅されたためでした。
ジェイはジンムクをあやめようと、ナイフを隠し持ってムンジュ署に入り込もうとしていたのです。
しかしそれはできなかったと、ジェイは話しました。
なぜなら…。
第10話「沈む」
ジンムクの自殺教唆、および自殺ほう助の容疑で、ナム・サンベ所長が緊急逮捕されました。
所長室の金庫から、ジンムクの命を奪った道具とユン・ミヘの遺体を検視した記録が見つかったのです。
しかし所長室は、派出所の者なら誰でも出入りできるところ。
ドンシクは、それらの証拠品を置いたのはジュウォンではないかと疑います。
問い詰めるドンシクを、はぐらかすジュウォン。
そんなおりジェイを脅迫するメールの送信者を突きとめたドンシクは、ジェイにそれを伝えますが…。
第11話「締める」
ナム・サンベ所長が、何者かに殺害されました。
犯人逮捕のため、ドンシクとジュウォンは捜査を始めます。
所長が亡くなった日に彼を尾行していたジュウォンは、ドンシクにこう話しました。
「誰に会ったのかはわからないが、所長は本庁に行っていた。」
「本庁のロビーで、ファン警部補とチョン巡査部長と出くわした。」
第12話「ほどく」
ナム・サンベ所長は、生前ある鑑定書について話していました。
その鑑定書は、21年前にパク・ジュソンが遺体で発見された現場で見つかったギターピックの鑑定書でした。
それはドンシクのギターピックで、それが証拠となってドンシクは逮捕されたのです。
鑑定書のことを突きとめたクォン・ヒョク検事は、ハン・ギファン次長に報告。
しかし鑑定を依頼した記録はありましたが、鑑定書自体はなくなっていました。
実はこのギターピックから見つかったのは、ドンシクではなくジョンジェの指紋だったのですが…。
第13話「問う」
20年前から精神的に不安定なところがあったジョンジェは、安定剤を服用していました。
そのせいで、ユヨン失踪当時の記憶がまったくなくなっていたジョンジェ。
ここにきてジョンジェは記憶を取り戻し、道路に倒れていたユヨンを車で轢いたことを思い出しました。
ところが検視の結果、ユヨンのケガの様子は“立っている状態で激しく追突された”というもの。
ドンシクは、ジョンジェより先にユヨンを轢いた者がいるのではないかと考えます。
ドンシクは、イ・チャンジン社長がある人物に会おうとしていたことをジファから聞きました。
そのことをジュウォンに伝えたのですが…。
第14話「答える」
ハン次長の人事聴聞会が行われている席で、ジュウォンがドンシクに緊急逮捕されてしまいました。
これはジュウォンが、イ・グムファ殺害事件に関与しているのでは?というものでした。
あらかじめドンシクと約束していたことを翻して、ジュウォンは自分の罪を認めてしまいます。
これにより、ジュウォンは停職処分となりました。
一方記憶を取り戻したジョンジェは、葦原にイ・チャンジン社長を呼び出します。
ジョンジェとともにあらわれたト・ヘウォン議員は、「何を企んでいるのだ」とイ社長を問いただし…。
第15話「離す」
ジュウォンは、ある人の車に盗聴器を仕掛けました。
その会話を聞いたジュウォンは、その人物が20年前にユヨンを車で轢いたことを知ります。
録音した会話をドンシクに聞かせたところ、ドンシクはすぐに飛び出そうとしました。
しかしそれを止めたジュウォン。
“自分にまかせてほしい”と、ドンシクに言います。
「彼」を逮捕するのは、「彼」とかかわりが深い自分しかいない…と、ジュウォンは考えたのです。
そして「彼」が幸せの絶頂にいるときに逮捕し、自分もともに地獄に落ちることを決意したのでした…。
第16話「つかむ」
チョン・チョルムン署長が自宅で殺害され、「彼」の保身のためにまたひとり命を落としました。
現場に居合わせたジュウォンは、絶望と悲しみのあまり自分を見失いそうになります。
一方精神科施設に強制入院させられたジョンジェは、自分のために母が罪を犯したのではないかと疑っていました。
廃車置き場で亡くなったナム・サンベ所長と、留置所で命を落としたジンムク。
ジョンジェはこのふたつの事件の犯人が、母ト・ヘウォンだと考えたのです。
そんななか「彼」は、過去の自分の罪が明るみに出ることを恐れクォン・ヒョク検事を利用しようとします。
しかしジュウォンの忠告を重く受け止めたヒョクは、はじめて「彼」を裏切りました。
「彼」は窮地に立たされることになり…。